IT企業での法人営業の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験から始めるには?

IT企業での法人営業での主な仕事内容

大手企業の人事部へ社内教育のインフラ構築、e-Learningコンテンツを導入するコンサルサービスを行っていました。
クライアントごとに社内教育のニーズは異なるため、ヒアリングを行い、悩み事やニーズに合わせた提案を行うので、提供サービスは多岐にわたります。
対象クライアントは、全ての業界の人事部です。
特に新人教育から社内教育に力を入れている、金融関係、メーカーが多かったです。
ルート営業ではないので、テレアポから始める泥臭い営業も行いました。
サービスが軌道に乗ると、他部署の紹介、事例を聞いた別会社からの引き合いなどがあり、部署としても大きく成長しました。
色々な人事の方と出会うチャンスがあり、一緒に社内教育に携わっていける仕事です。
営業の仕事に加え、提案書作り、見積もり作り、セミナーの開催などたくさんの仕事に関わりました。
リリースの時には、社内エンジニアと一緒に待機し、エラーなどの確認も行いました。

IT企業での法人営業ならではのやりがい

新卒から大手都市銀行、証券会社などの取引先を担当し、売上数千万円という単位の取引を行っていました。
売上目標という目に見えるターゲットに向かって達成するやりがいを感じました。
クライアントから感謝されるだけでなく、自分たちのサービスが、さまざまな企業の人材育成に役立っているということを実感できたため、
予算クリアという営業の目標だけでなく、働くことが楽しいと感じることも多かったです。
クライアントの人事部の人たちは、基本的には人当たりがよいと感じることがほとんどでした。
クライアントから、会社で成長するためにはどんなことにチャレンジするべきかなど、人生の教訓なども多く教わり、打ち合わせの時間はとても役に立つ時間でした。
サービスを売ったらすぐに関係が終了するのではなく、長期的なお付き合いになることが多かったです。

IT企業での法人営業のマイナスポイント

同時進行で複数のプロジェクトが動いているため、深夜まで残業ということが多くありました。
激務で友達との飲み会にはほとんど行けず、土曜も仕事の資料を作るために仕事が中心の生活になってしまったのが大変です。
風邪を引いてもなかなか休みが取れず、有給は1日しか使いませんでした。
上司から強要されているわけではなく、周りが頑張っているので、自分も頑張らなくてはいけないと思うとどうしても無理をしてしまう環境があったのがマイナスです。
とにかく激務だったので、プライベートが完全になく、婚活に乗り遅れてしまいました。
人事部などの女の子は18時に上がっているのを横目に、18時から社内会議ということも多く、大変な環境だったです。

IT企業での法人営業の仕事に活かせる経験・スキル・資格

最低限のコミュニケーションスキルが必要ですが、他は仕事をしながら身に付けられるスキルばかりです。
パワーポイント、エクセル、ワードなどは毎日のように使うので、学生時代に身につけておいてよかったと思っています。

IT企業での法人営業の仕事に向いている人・向かない人

コミュニケーションスキルが高く、人と話すのが嫌でない人に向いている仕事です。
人に合わずにコツコツと仕事をしたい人には全く向いていません。
常に社内外でコミュニケーションをとりながら仕事をしていくので、会話力があり、明るい性格でないとやっていけません。
転職組の人も基本的には、法人営業をやってきた人が多かったです。
営業だから会話ができればよいというのではなく、ニーズをしっかりと聞き取り、必要なサービスを提案する力が必要になります。
自社にないサービスを提案することもあり、サービスを提供している会社を探して連携するなどさまざまな試みを行いました。
柔軟に対応できないと仕事がうまくいかないため、決まった仕事以外のことにチャレンジすることができる人が向いています。

IT企業での法人営業仕事でのキャリアパス

営業担当者からスキルアップしてリーダーになり、部長になるのがキャリアパスです。
部長になると、基本的には営業担当者のマネジメントになります。
一緒に営業に回ることもありますが、基本的には予算の管理と営業担当者のサポートが中心です。
会社に長い間いるという人はあまりおらず、スキルを身につけて独立したり、外資系の営業に転職する人が多くいました。
会社で役員を目指して頑張っているという人は少数派です。
短期間でスキルがかなり身につく環境なので、会社をスキルアップとしてさらに上へ行くという道筋が多くありました。
法人営業の職種は業種を問わずかなり多く、ニーズも高いので、転職もしやすいので、ヘッドハンターから会社に電話がかかってくることも多くあります。

IT企業での法人営業業界の最近の動向

人材育成の業界は仕事が存在して、働く人がいる限りなくなりません。
リモート化、DX化が進んでもあまり影響がない分野だと思います。
e-Learningなど以前は少数派でしたが、今は社内教育では主流になっていて、どの業種でも社内教育の一部に活用しています。
対面での社内教育を避ける時期がありましたが、また復活しており、団塊の世代が退職するタイミングでさらに社員の教育に力を入れる業種も増えています。
人事関連のセミナーは多く開催されており、需要の高さを感じました。
個人営業は、オンライン化が進んでおり、消費者も営業を通さずに商品の購入を決めることが増えているのが現状です。
法人営業は、コンサルティングサービスの一環でもあり、ニーズがなくなるということはないと思います。
会社ごとに異なる課題は、自社だけで乗り越えられないことが多いです。
そんな時に外部の提案で課題が解決できるようになるので、営業もしやすいと感じました。
大企業になればなるほど予算枠が大きいので、売上も大きくなります。
人材育成は新卒や既卒募集でも大きなアピール材料になるので、安定したニーズがある業界です。

IT企業での法人営業仕事を未経験で目指すには?

法人営業は、未経験でも入れる会社はあります。
個人営業から法人営業へ転職する人も一定するおり、個人よりも法人の方がやりやすいです。
法人なので、個人のようなクレームは少なく、大人の対応をしてくれる人がほとんど。
特に人事部は、企業の顔であり、おかしなことを言われることはあまりありませんでした。
他の部署と仕事をした時には、用がないのに電話をひたすらしてくる人や、怒鳴ってくる人など多くいました。
人事部へ売り込みをする営業はお勧めです。
人事部や管理部門は予算を握っているので、話も早いです。
やる気さえあれば、誰でもなれるのが営業の仕事だと思います。

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