DTPオペレーターでの主な仕事内容
お客様から依頼された、名刺やチラシなどの作成です。
お客様が提案されたラフデザインをもとに、Illustratorのソフトを使用してデータ化します。
それをお客様に確認してもらい、版を出して印刷担当に渡すという流れです。
印刷は専門の方にやってもらうので、データ化から版を出すまでが担当です。
名刺やチラシの場合は、お客様によってはロゴや画像を渡してくれることもあります。
そのまま使用できるケースもありますが、そうでないこともありますので、Photoshopにてデータの確認をすることもあります。
もし使えないときにはロゴ作成だけではなく、画像の修正や簡単なデザインも任されます。
名刺の場合は、追加注文することもあるので、データの管理もしなくてはならないので、作って終わりではないのです。
追加注文した時に、修正依頼をすることもあるので、その度に修正します。
修正したら確認してもらい、印刷依頼があれば、版を出しますので、やることが多いのです。
DTPオペレーターならではのやりがい
ラフデザインの状態から、Illustratorでデータ化として、印刷されたあとの名刺やチラシを目にしたときの達成感。
ゼロから徐々に形になってゆくのが、やりがいに繋がります。
ラフデザインや指示書を見ながら、最初はどんな感じにしようかと試行錯誤します。
文字を打ったり、画像やロゴを動かしたり、色を何色か選んでみたりと考えながら作成します。
時間をかけて完成し、お客様に確認してもらいますが、1回ではOKでなく、何度かの修正をします。
そのあとで、やっと印刷許可が出て、印刷工程へと進めますから、毎回ホッとできますね。
また経験が浅い時期は、どうしてもできることが限られて、頑張りたいなと思うことが多くなります。
そこで技術を磨くことで、できることが増え、スキルアップへと繋がるから、この点もやりがいとして感じます。
DTPオペレーターのマイナスポイント
お客様から依頼された注文によって、作業の難易度が違うことです。
前に作られたデータを元に修正することもあれば、紙で描かれたラフデザインを元にイチから作成する仕事もあります。
中には電話やFAXでの修正依頼があり、通話が切れてしまったり、FAXの印字が汚れていたりということもありました。
この場合は折り返し、電話をしたり、営業に伝えないとならない。
他の仕事もあるので、その手間が面倒でした。
また、お客様に確認するにも返事が出るまでは、待つことも仕事に入ります。
1時間で返事が来ることもあれば、数日後に返事が来ることもあります。
私が体験したのは、1ヶ月以上待っていたということがあったので、待つという仕事が地味に大変でした。
DTPオペレーターの仕事に活かせる経験・スキル・資格
DTPオペレーターの資格は色々ありますが、経験者でしたら資格を持たなくても戦力になれます。
経験がなくても、チャレンジ精神があれば身につく仕事なので、未経験者でも大丈夫です。
ただ、IllustratorやPhotoshopといったソフトの基本操作ができれば、困らないです。
DTPオペレーターの仕事に向いている人・向かない人
担当されている営業を通して依頼されるケースが多いですが、お客様が直接来店されて依頼することもあります。
その対応するのは営業ではなく、オペレータが多いです。
大きな会社ですと、お客様とオペレータが直接やり取りをすることは、ほとんどないです。
しかし、小さい会社ですと割とあります。
なので、対話が苦手なら、難しいかなと思います。
またお客様にデータの確認してもらう時に、場合によっては数日かかることもあります。
その時は待機中になり、別の作業をすることもあるので、臨機応変に対応できる方が向いています。
待機中も作業中も座っていることも多いから、長時間座っていることが苦手な方も難しいです。
ただし、ものを作るのが好きな方や、デザインをするのが好きな方は、向いている可能性もあるからチャレンジしてほしいです。
DTPオペレーター仕事でのキャリアパス
未経験からのスタートですと、経験を積まないとならないのです。
最初は文字を修正するだけとか、名刺を作るだけなど、比較的簡単な業務を任されながら、スキルアップを目指します。
会社によっては、チームや部署があります。
仕事としての実績やスキルがあることを前提になりますが、ある程度の年数働けば出世することもあります。
しかし出世をしますと、部下の管理も仕事に含まれますので、オペレータの仕事が好きな方ほど出世を避けがちです。
中には結婚や育児など、働き方を見直したい方は、フリーランスへと目指すこともあります。
DTPオペレーターの仕事は幅広いので、スキルアップをしたいという気持ちが強いほど、転職を希望するケースもあります。
ただ経験者ほど、いろいろなスキルを求めます。
転職活動をする前に1度は、求人情報に目を通すことをすすめます。
DTPオペレーター業界の最近の動向
ネットやアプリでDTPオペレーターみたいなことができますので、求人としても減ってきつつあるのかなと思います。
紙の印刷も段々少なくなってきたので、経験者ほど色々なスキルを要求してきている印象です。
経験者も他社へと転職する方もいますが、体力勝負の業界でもあるので、年齢によって別の業界へ転職する方もいます。
中には結婚や子育てなどで、時間を自由に使いたい方は、フリーランスへと働き方を変えています。
ただ求人としてはゼロではないので、興味がある方はチャレンジしてほしいです。
フリーランスとして働きたい方は、コロナ禍の影響もあって、仕事の数も増えていると感じます。
なので、経験がなければ最初は会社に入ってスキルアップをして、フリーランスとして働くという方法もあります。
チラシの作成だけではなく、ロゴやバナー広告の作成など、色々な仕事があります。
興味があれば、自ら売り込みができるのが、フリーランスの強みです。
IllustratorやPhotoshopが使えるだけではなく、デザインもできるなど他のスキルも必要になってきます。
しかし経験があるほど、幅広く仕事をしたいなと思ったら、このような働き方もありますよ。
DTPオペレーター仕事を未経験で目指すには?
未経験者OKの求人もありますから、そこからチャレンジしてスキルアップを目指してみましょう。
ワクワクしながら働き始めますが、できることが少ないうちは、地味な業務が多いなと感じることもあります。
気力や体力を使う業務もあるので、大変な仕事だなと思うことも、1度や2度ではないです。
ですが、仕事を覚えてスキルアップしたかなと感じたら、好きな仕事に出会うこともあります。
自分の作ったものが、色々な人の目に入ることもあるので、それが嬉しいと感じます。
ものをつくるのが好きな人、スキルを磨きたい人には、魅力的な仕事です。
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