今回紹介する作品タイトル
映画『キャラクター』
あらすじ
主人公の漫画家・山城圭吾を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀男優賞をはじめ数々の映画賞を受賞してきたトップ俳優・菅田将暉。
漫画家として売れることを夢見て、アシスタント生活を送る山城圭吾。
画力があるものの、お人好しな性格からリアルな悪役を描けず苦悩していました。
そんなある日、スケッチに出かけた先で、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまいます。
しかし、警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく山城。その後、自分だけが知っている犯人をキャラクターにしたサスペンス漫画「34」を描き始めます。
山城が初めて本物の悪を描いた漫画は異例の大ヒットとなり、一躍売れっ子漫画家に。恋人の夏美とも結婚します。
しかしそんな中、「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生。
おすすめする(見どころ)ポイント
セカオワのFukaseが殺人鬼役をやっていますが、この配役がすごく良かったです。
私としてはFukaseのための映画と思えるほど、役にはまっていました。
演技初体験だからこその存在感で、その少しのぎこちなさが役に激はまりでした。
Fukaseの過去など本人が色んな所で語っていますが、その人間関係の不器用さが、ナチュラルな不気味さとして役に魅力を与えていたと思います。
頭のおかしい殺人鬼役をここまで再現できるのはすごい才能です。
改善してほしいと思ったポイント
大きな殺人事件の割には捜査陣の描き込みが弱くて後手に回りすぎで、映像化作品なんだから、脚本を煮詰めてもっと犯人とコミックの展開を使って駆け引きをするとか話に広がりがあれば良かった。
ワンシーンが無駄に長いところが多々あり2時間超えとなっているが、編集のテンポをあげればキレも良くなったはず。
そして何よりもマイナスが、これは仕方ないんだけど殺人が陰惨すぎて後味が悪い。
やるべき・観るべき
面白い。
序盤を乗り越えて、最初の殺人が起きて以降は、ずっと面白い。
ぐだぐだと犯人を追いかけるような展開ではなく、中盤過ぎたあたりで問題解決に転がりだすのも面白いし、そこから二転三転していく展開も良い。
出演者が豪華で、菅田将暉、中村獅童、小栗旬etc実力派俳優が多数出演しております。
菅田将暉ファン、サスペンス好きなら必見の映画です。
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総評
登場人物が複雑に絡み合う予測不可能なサスペンスでキャスティングもはまっていて見事な演出でエンドロールまで必見!
生い立ちや両角の幼少時代など、スピンオフ作品としてもし作られるのなら、改めてこの本作と両方鑑賞したいと思いました。
各々の演技、個人的には本当に面白かったと思います。
日本映画でここまでストーリーに引き込まれたのは久々でした。★5の良作です。
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