LOSTの評価

今回紹介する作品タイトル

LOST

あらすじ

航空機が何らかの事故で墜落し、
どこかの島にたどり着いたジャックたち生存者。

主人公のジャック(医師)はリーダとして皆をまとめる。
そこはただの島ではなくモンスターの唸り声が聞こえる不吉な島であった。
ジャングルに出現したのはホッキョクグマで、
ジョンが発見したものは地中に埋まる開くことのできないハッチ。
サイードは16年前から救難信号を送っているルソーに出会うが、
謎の病と、「他のものたち」についての警告を受ける。
身を隠す場所としてハッチを開けようとするが、
そこでジャックとジョンが対立してしまう。
島からの脱出を試みるマイケルと、息子のウォルト、ソーヤー、ジンは、
いかだを作り出航するが、謎の哨戒船に襲撃されてしまう。
いかだは破壊され、ウォルトが「他のものたち」に連れ去られてしまった。

おすすめする(見どころ)ポイント

はじめはただの”不思議な島”でしかないが、
その謎については時に化学であり物理であり、
謎が判明した時のなるほど感が非常に楽しい。
過去(フラッシュバック)や、未来(フラッシュフォワード)、
並行世界など、世界観がどんどん広がっていき、
そういうテーマが好きな人は是非見るべき。

個人的に引き込まれたと感じた瞬間は、
飛行機の生存者の人数と、実際に島にいる人数が合わなかった瞬間で、
(島にいる人数が1人多い!)
じわじわとくる恐怖感で一気に引き込まれてしまった。
全体的にこのあとどうなるんだろう感は常にあって、
どのシーズンもボリューミーで、満足できる。

改善してほしいと思ったポイント

途中から少しオカルトなネタが入り、少しついていけないシーンはあった。
登場人物のストーリ-を無理やりつなげている感じがあったり、
後半は苦しくなっていて、世間的にもシーズンの終わり方には不評も多々あるよう。
好きなキャラクターはいいが、どのキャラにもバックボーンが用意されており、
そこの回想が長く、物語の先を期待している身としては多少眠たい。

やるべき・観るべき

海外ドラマ全般に言えることだが、ネタバレを嫌ってか、
DVD等のパッケージに記載されている文章や、ピクチャは、
当然、物語の重要なポイントは描けない。(正直そこを見ても引き込まれない)
重要なシーンが多いゆえに、
海外ドラマは特にパッケージ等の印象よりも内容のほうが数十倍面白い。
まずは見てみることが非常によい。

私自身は以前レンタルビデオ店で働いていて、
新作の映画のレンタル解禁日に必ず訪れるようなコアなお客さん達(常連さん)が、
新作の出ていない日常の来店時に何を視聴しているのかと疑問に思ったことがあったが、
共通してレンタルしていたのが海外ドラマだった。(男女ともに)
ある種、目利きのある人達がこぞって見るジャンルが海ドラであり、
その中で元祖サバイバルミステリーと言われ、
人気を博した「LOST」であれば大きく外れということもなく、はまれるのではと思う。

類似似作品

1.「THE 100/ハンドレッド」
核戦争での崩壊後を描いた地球を舞台に、
調査のため送られた100人の若者(囚人)たちが生き残りをかけて争うストーリー。
LOSTは謎の”島”であったが、こちらは崩壊後の地球。
グラウンダーと呼ばれる人のような存在と、核戦争の真実、
物語が進んでいくことで壮大になっていくストーリーは、
異常なまでに見どころがありすぎていてLOSTに匹敵する満足感。

2.「ウォーキングデッド」
いわゆるゾンビもので老若男女誰しもはまれる世界観。
「THE 100/ハンドレッド」に関してもそうだが、
サバイバルもの(特に本作品)が面白いのは、
好奇心くすぐるミステリーやアクションよりもむしろ、
そこに残された”人間同士の争いや醜さ”であり、
自分だったらどうするだろうか?と、
どんどん作品に入り込んでいってしまうところにある。
シーズン1が6話のみというところも海ドラ初心者にもおすすめのポイント。

総評

総じて良く作りこまれていることは確かで、
キャラクターにしろ、ミステリーにしろ、引き込まれるポイントは多い。
この作品の最もな特徴をあげるとすると、
既存のドラマ・映画に(あまり)ない技法を使ったことで、
フラッシュフォワード、フラッシュサイドウェイという技法を多く世に知らしめた作品である。
ここから来るわくわくや先の読めない展開がLOSTの面白さで、
ただの飛行機墜落からここまで話が広がるものかと、
ある意味で非常に異質で、面白いのだと思います。

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