ショーシャンクの空にの評価

今回紹介する作品タイトル

ショーシャンクの空に

あらすじ

優秀な銀行員だったアンディは、妻と愛人を殺した罪で刑務所に送られます。無実を訴えたアンディでしたが、終身刑の判決が下りました。そこは凶悪犯ばかりを収容する、ショーシャンク刑務所でした。
はじめは孤立してたアンディでしたが、レッドに声をかけられて交流を深めます。それをきっかけに他の囚人とも交流が深まるとともに、刑務官の信頼も手に入れました。
図書係に配置されたアンディは、これまでのやり方を一新します。州議会から寄付金と古書を、送ってもらうことに成功しました。これによって刑務所内の雰囲気は一変して、囚人たちの団結も深まります。
所長は頭脳明晰なアンディを利用して、不正経理を行わせていました。無実を主張して再審請求を要求しますが、不正がバレるのを恐れて認められません。20年にわたって服役したある日、ついに脱獄を試みます。

おすすめする（見どころ）ポイント

実話をもとにした作品で、刑務所という非日常的な空間が舞台です。優秀な銀行員のアンディは、明らかに他の囚人と雰囲気が違います。
徐々に交流を重ねていくことで、心を通わせる部分は感動します。人を信じることができない凶悪犯が、徐々に本心を打ち明けていきます。
地位や名誉にこだわる所長に、勇気を持って立ち向かいます。そんな姿に何が本当に正しいのかを、考えさせられます。様々な感情が入り乱れる、ヒューマンストーリーです。

改善してほしいと思ったポイント

ほとんどの時間は、刑務所内での描写になっています。それでも内容が濃いので満足できますが、舞台を変えても良かったかなと思います。
例えば、囚人達の過去を描写することで、心の変化を掴みやすくなると思いました。

やるべき・観るべき

平穏な日常を過ごしている立場としては、刑務所は無縁の場所です。そこに収容されている囚人達は、「悪い人」というイメージがあります。
しかし、この映画を通して学べることは、彼らも私達と同じ人間だということです。頭の良いアンディは彼らの信頼を掴むとともに、心の安定にも貢献しました。忙しい日常の中では感じられない、心の温かさを実感できます。

類似似作品

グリーンマイル
ポールは死刑囚専用の棟（通称グリーンマイル）に、勤務していました。ある日、無実の罪で死刑判決を受けた、ジョンがやってきます。
彼は心優しい、黒人の大男でした。ジョンとポールはしだいに信頼感を深め、ポールも無実を確信するようになります。

総評

人生に希望を失っていた囚人達が、アンディの登場で大きな変化を見せます。刑務所のルールを改善することで、喜びや向上心が生まれました。人との交流を深めることで、信用と思いやりが生まれました。悪に対しては地位に関係なく、立ち向かうアンディに感銘を受けました。
この映画を見て感じたことは、どんな人間でも生まれ変われるということです。