今回紹介する作品タイトル
ワンダと巨像 ps2版
あらすじ
愛する女性を生き返らせるために、主人公ワンダは、伝説の剣を手にして、禁断の地に足を踏み入れます。そこで、ドルミンなる正体不明の人物(人なのか、神なのか、よく分からない、抽象的な存在)と接触し、とある試練を課されます。とある試練とは、この地に眠る16体の巨像を仕留める事。そうすれば、愛する女性は生き返るだろう・・。ワンダは、愛馬アグロとともに12体の巨像を仕留めるべく、禁断の地を駆け巡るのであった。とまあ、大まかなストーリーはこんな感じですが、細かい部分はほとんど言及がありません。ワンダと女性の関係性もはっきりせず、恋人かもしれませんし、妹かもしれませんし、あるいは娘なのかもしれません。くどい説明がないのが、逆にこのゲームの神秘性を高めているのです。
おすすめする(見どころ)ポイント
非常にシンプルなストーリーですが、実は大きな秘密が隠されています。それは、物語の最後まで伏せられていて、プレイヤーはある種の、大きな勘違いをしたままプレイを進めていくことになります。あまり詳しく説明すると、ネタバレになってしまうので、やめておきますが、16体目の巨像を倒した後に何が起こるのか、ぜひ未プレイの方には体験してもらいたいですね。ストーリーとは別に、アクションの部分も非常にうまく作られていて、各巨像を倒すための、攻略法を見つけ出すのも楽しいですよ。映像はびっくりするくらいリアルで、あのド迫力な巨像に対峙した時は、何とも言えない畏怖の念を覚えます。
改善してほしいと思ったポイント
ストーリーに関してくどい説明がないのが本作の魅力ではありますが、もう少しこの世界を理解できるヒントのようなものをちりばめてほしかったです。例えば、遺跡の中に、何かしらの文献があったり、古代文字が書かれていて、それを読み解くヒントがあったり。そういうのがあれば、クリア後も、この荒廃した大地を目的をもって走り回れたかもしれません。
やるべき・観るべき
ps2の名作ランキングなどで必ず入ってくる人気作品です。迷っているなら、レッツゴーです!ちなみに、ワンダと巨像は、ps2で発売されましたが、ps3でリマスター版が、ps4でリメイク版が発売されてます。なので、ps2を持っていなくても、プレイすることは可能ですよ。あと、一口メモとして、ダウンタウンの松本人志さんも、本作の大ファンであることを、テレビ番組やラジオで熱く語っていました。
類似似作品
同じ制作会社から発売されているicoというゲームも声を大にしてお勧めします。この2作は、全くの別物ですが、一説によれば、時代は違うものの同じ世界だ、というような意見もあり、ファンからすれば、何とも言えない興味を掻き立てられます。
総評
ps2を代表する超名作です。どこか物悲しい世界観が漂っていて、神秘的な空間が広がっています。この閉ざされた空間で、どのような結末を迎えるのか、日本のみならず、世界的にも人気の作品で、動画投稿サイトなどでは、外国人プレイヤーたちが、熱狂しながらプレイしていますよ。そしてラストでは涙しています。この不思議な体験を皆さんもぜひご堪能あれ。
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