今そこにある危機の評価

今回紹介する作品タイトル

今そこにある危機

あらすじ

 カリブ海で沿岸警備隊のカッターはヨットの上で実業家の一家が無惨に殺害された現場を発見した。被害者の正体は麻薬カルテルのマネーロンダリングを担当していた銀行家で組織の金を着服していたことに怒り狂った麻薬カルテルが刺客を送り殺害したのだった。沿岸警備隊巡視船の艦長が捕獲した殺し屋から得た情報のもと、FBIは麻薬カルテルのアメリカで運用している資産の差押ひ成功を果たした。
一方、麻薬戦争の対抗策として大統領、国家安全保障問題担当大統領補佐官、CIAは軍部と連携して麻薬密輸を食い止める作戦を決行していた。その内容はコロンビアの領土に複数の精鋭部隊を潜伏させて密輸用航空機のある飛行場の監視、そして離陸した輸送機を戦闘機が撃墜して行くものだった。しかし後にアメリカ政府が裏で関与していることが発覚して隠蔽する側も立ち向かう側での衝突が起きてしまうのだった。

おすすめする(見どころ)ポイント

 ウィレム・デフォーが演じるCIAエージェントであるジョン・クラークが単身で麻薬カルテルの領域に潜伏して捕らえられた特殊部隊員の救出をしていくシーンが見所です。重たそうなアリスバックパックを背負い、近距離戦に有利な小型自動小銃で麻薬カルテルのメンバーを倒していきアメリカの関与している部分に触れていこうとする場面は特にスリラーでかつサスペンス要素が満載だと思いました。ハリソン・フォードがジョーンズ先生でなくジャック・ライアンを演じていたところも見所でした。

改善してほしいと思ったポイント

 ジョンクラークの装備が単純すぎてマガジンポーチも付け加えるとよりリアリティが増してマニアの方も楽しめる作品になると思いました。時代背景も絡むところがあり仕方ないのですが当時の装備で創意工夫して再現していくともっといい作品になっていたと思いました。

やるべき・観るべき

 この作品は元々小説からリメイクして作られた作品なのでもっとジャック・ライアンシリーズを知りたい方、楽しみたい方はまず小説を読んでその後に映画で観ると小説と映画での違いも確かめることができてジャック・ライアンしりーにどっぷり浸かれると思います。ネットで調べてもミリタリーファンがブログで書いてたり、映画サイトでも観ることができるので是非とも見てほしいと思います。

類似似作品

 エネミーライン3激戦のコロンビアという作品があるのですがストーリー性は敵が麻薬カルテルや悪徳警察、ゲリラということで、そんな敵に立ち向かう主人公が特殊部隊員という点は似ている作品だと思います。話の流れもオマージュしているように感じました。

総評

 サスペンススリラーというジャンルで映画になった作品とはいえまさか大物俳優であるウィレム・デフォーやハリソン・フォードが出演しているのが魅力的でした。2人とも作品は違いますがベトナム戦争映画にも出演しており、ミリタリーが関連している映画となると違和感ないぐらい配役があっていました。まさに5つ星評価をするべき映画です。

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