マイ・インターンの評価

今回紹介する作品タイトル

マイ・インターン

あらすじ

ニューヨークのファッションサイト
運営会社の社長、ジュールズ。

新進気鋭の会社のトップとして
忙しい日々を送っていたが、
ある時シニアインターンとして
70歳のベンがやって来る。

母親との関係が上手くいっておらず、
母と同じ歳だなんて、
と会う前から拒否感を露わにする。
高齢者に対して苦手意識のあるジュールズは
ベンとなるべく関わらないようにするが、
あるきっかけから、彼の運転する車で
移動することになる。

細やかな気配りを見せるベン。

小さな出来事が積み重なり、
ジュールズは少しずつ心を開いてゆく。

仕事を抱え過ぎていたジュールズは、
外部からCEOを迎えるべきかの
判断に責められていた。
さらに、夫との問題も抱えていた彼女は
ベンに弱音をはいてしまうのだった。

会社の行く末と、家庭の不協和音。
悩んだ末にジュールズの取った決断は・・・。

年齢を超えて、人間として尊敬しあう二人が
築く、信頼関係を描いた物語。

おすすめする(見どころ)ポイント

ロバート・デ・ニーロ演じるベンの
人間性が素晴らしい。

細かな所に気づき、さりげなくフォローする。
口が堅く、余計なことは喋らない。
人を褒めて、肯定感を上げるのが上手。
自分より年下の人間にも敬意をもって接する。

映画の中の人物だけれど、
こんな人間がいるだなんて、救われる。
一度映画を観たなら、
ジュールズの娘のように、
すっかりベンのとりこになるだろう。

こんな人と一緒に働けたら、
こんな人が側にいたら。
そう思えるほどの
魅力あふれるキャラクターだった。

改善してほしいと思ったポイント

ベンと、社内の美人マッサージ師
とのシーン。

激しい描写の多い洋画の中では、
くすっと笑える程度のもので、
気にされない方もいると思うが、
少しだけセクシーな内容もある。

思春期の子供と大人が一緒に観るのは
おすすめできない。
お互いに気まずくなると思われる。

やるべき・観るべき

ロバート・デ・ニーロ演じる
ベンはもちろんのこと、
アン・ハサウェイ演じる、ジュールズも
等身大で魅力的。
悩みを抱えながらも、日々頑張る姿に、
つい感情移入してしまう。

他に、社長に認めてもらいたいが
心の折れそうな若手社員。

好きな子の気をひきたいが、
上手くいかない青年。

そんな応援したくなる、
愛すべき魅力的な人間がたくさん出てくる。

何度観ても心が温かくなり、
明日も頑張れるかもと思える、
安定剤的存在になり得る作品。

類似似作品

同じくアン・ハサウェイ主演の
「プラダを着た悪魔」。
仕事がテーマという所や、魅力的な社員たちが
出てくるところも類似している。

年齢を超えた絆が1つのテーマでもある
マイ・インターンに対して、
「グリーンブック」は人種を超えた絆を描いている。
白人用心棒と黒人ピアニストのコンビ。
最初は嚙み合わない二人だったが、
徐々に心を通わせていく。

総評

妻として、母として、社長として
頑張るジュールズに憧れる人も。

紳士的なベンの人柄に癒されたい人も。

映画を観終われば、登場人物の
人間性に感化され、きっと
良いところを見習いたくなるはず。

家庭に、仕事に、疲れた時にこそ観てほしい。

決して押しつけがましくないのに、
どんな自己啓発本よりも背中を押してくれる、
人生に前向きになれる作品。

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