鍼灸接骨院事業の施術者での主な仕事内容
基本的には会社所属で、指定された店舗内での勤務。仕事内容としては、ご来院いただく患者様に対応することが主たる内容で、簡易的に書くとマッサージや鍼灸、電気治療などの施術がメインです。また、離反された患者様への営業の電話やDMの作成・送付なども行い、必要に応じてイベントへの参加や会議、研修にも参加します。比率としては、肉体労働:デスクワークが9:1の状況です。
私が勤めた会社では、役職がつくと研修頻度が増えたり、通常業務として院の運営が入ってきます。おおよその内容としては、院の予算決定や予算に対する売り上げの進捗管理、人材育成、ミーティング、エリア内の研修管理など、一般職でいうところの管理職のような役割も同時に担います。一方、仕事量は増えますが、通常営業の内容には変化がないため、役職がつけばつくほど業務量は多くなり、肉体労働と営業後の深夜帯からのDWや数値管理などでかなりの仕事量となります。
また、有志者はスポーツチームのトレーナー活動や屋外イベントのブース参加などもあります。
鍼灸接骨院事業の施術者ならではのやりがい
やりがいは特に人と関わる仕事であり、なにより自分自身の技術、自分自身の手によって患者様の身体の不調を治したり、今までの悩みを解決したりできることが非常に大きいと感じます。
就職する過程の中にも自分が同じようなことがありサポートしてもらったり、自分の家族を支えるためにやっていてそれを仕事にしたいと思ったといった、人との関わりの中で自分の力でなにかをしてあげられるといったところが1番のやりがいだと思います。
特に自分が働いていたところでは担当制が用いられているため、初めて来られた時から終始自分自身が症状などを判断し施術をするため、治る過程やその中での患者様の雰囲気の変化、関わり方の変化による友情に近いような親近感なども感じられます。
そこから生まれる感謝や思いやりを実感できることも非常にこの業種をやる上でのやりがいでした。
鍼灸接骨院事業の施術者のマイナスポイント
マイナス面は、人に対して何かをするという業である故に、勤務時間が長く、営業時間外の仕事も多かったところは非常にマイナスになるのかなと思います。
肉体労働後のデスクワークなどで肉体的にも精神的にも疲労が溜まり、特に私は男性ですが、女性の場合だと肉体的な疲労はかなり多く、合わせて女性特有の身体的変化などが常に起こる場合、それに対しての対策がしにくい環境であるため特に大変そうだなという印象です。
もう一つ、技術が伴う仕事であるため、それなりに知識をつける勉強であったり、技術をつけるための練習を行なわなければいけないということです。これについては会社や組織によって異なると思いますが、営業時間内なのか、時間外なのかによって負担が大きく変わるので注意が必要です。
鍼灸接骨院事業の施術者の仕事に活かせる経験・スキル・資格
資格は鍼灸接骨院業界に関しては、基本的に柔道整復師、もしくは鍼灸師、母体によってはあん摩マッサージ指圧師といった国家資格が必須です。また、数字管理などを円滑に行えるようなExcelの能力や人とのコミュニケーションが取れるような練習など、対人スキルがあるとかなり生きてくると思います。
鍼灸接骨院においては、主に患者さんの施術がメインの仕事となります。そのため、症状の把握や施術の技術、運動指導などに高い技術を要求されます。より多くの患者さんに効果的な施術を提供するためには、常にスキルアップや知識の向上が必要です。
その他、鍼灸接骨院業界では、予約管理や決算処理、買い出しや清掃などの業務も行います。患者さんとのコミュニケーションも欠かせません。それぞれの業務に関しても、正確性や細かいところまでの気配りが求められます。
このように、鍼灸接骨院で働くためには、高いスキルや正確性、細かい気配りが必要です。また、患者さんとのコミュニケーションも大切な要素の一つとなります。
鍼灸接骨院事業の施術者の仕事に向いている人・向かない人
鍼灸接骨院業界に向いている人は常に向上心があり、人のために尽くすことで自分の欲求を満たせる人はとても向いていると思います。
やはり拘束時間が長く、人と関わっている時間が業務の9割を占めます。
そのため、その人に対して何をするのか?どうするのが最善か?など常々他者のことを考え行動し、関わっている時以外にも練習や知識をつけるための学習など自分の時間を厭わずにその人や仕事のために費やせる方にはとても向いていて、やりがいも感じられると思います。
一方で、向かない方はその反対なのですが、具体的に例を挙げると、拘束時間が長いのが気になる。
業務以外では遊んだりプライベートに費やしたい、単位時間あたりのお給料を上げたいなどといった、楽して稼ぎたいという方には非常に向かないと思います。
正直お金にならない部分での努力や仕事が非常に多い技術職ですので、職人向けの方がおすすめかもしれません。
鍼灸接骨院事業の施術者仕事でのキャリアパス
会社によって大きく異なると思いますが、大きく分けて3パターンあります。
1つ目は、大手に勤めてそこで出世・成長するパターンです。これは大手に所属してその会社の技術や知識を学び、組織のルールに則って業績を上げていけば必然的に知識技術が向上し役職がつきます。
2つ目は、大きな組織を転々と移りながら多くの会社の知識技術をつけて、転職をタイミングにして役職をつけたり、出世して行く方法です。ただし、一般職と違い、すぐに役職がついたり給料が必ずしも上がらないということを認識した上での行動が必要です。
3つ目は、大手に所属から独立するということです。知識技術を学び、個人で経営をしていけば売り上げは必然的に自分の懐に入ります。これが業界では圧倒的多数であり、そのために大手に所属する新卒などが非常に多いです。ただ、独立開業にはリスクも伴うため、どれをとっても一長一短といった形です。
鍼灸接骨院事業の施術者業界の最近の動向
最近の動向としては、日本の国として医療費用削減などがあるため保険の利用が非常に難しくなっています。
そのため保険利用における個人の店舗はコロナの影響もありこぞって閉店したり、近々ではかなり大手であった企業も完全に潰れてしまうなどの事例があり全体を見るとかなり悪い方向に進んでいると思います。
一方で美容や健康にお金をかける方もコロナ禍で増えてきているため、安価に行ってくれるフリーランスや在宅でも行ってくれる出張のような業態で行なっている場合には広告、宣伝がうまくいっていれば非常に儲かっている人も多いので、特に今は変革期と言えると思います。
どういった方法で働くのか?どんな内容の商品をどのくらいの金額で提供するのか、いろんな組織や個人が考えて行っているので、1発当てるであったり、新しいやり方で新しい風を吹かせるといった方法もできる時期だと思いますので、ベンチャー企業としての新規立ち上げであったり、事業部として新しく立ち上げることもできる魅力もありますが、どちらかと言うと不安定というのが実際の現状かと思います。
鍼灸接骨院事業の施術者仕事を未経験で目指すには?
未経験から始める校正業界
勉学の時間も伴い、資格を取るための通学などもあるため非常に大変ですが、本気でやれば卒後すぐに独立することも可能です。夢のある仕事であると思います。
特にデスクワークが苦手な方や組織内での人間関係に悩んでいる方でも、校正業界は人と関わる仕事であり、自然と対人関係のスキルが身についたり、技術さえあればどうにでもできる世界でもあります。ある程度必要最低限のコミュニケーションスキルを身につけ、圧倒的に技術研鑽を行い、自分の目指す年収や人物像を実現できると思います。
業界を盛り上げるために、一緒にお仕事をしましょう!