今回紹介する作品タイトル
ダウントンアビー
あらすじ
題名の「ダウントンアビー」は、イギリスのグランサム伯爵家の住む館の名前です。
20世紀初頭のイギリスで、タイタニック号が沈没したところからこのドラマは開始します。
伯爵家には3姉妹がいるのですが、男子が継承する法律があって、その親戚の跡継ぎがタイタニック号で亡くなったのですね。
そして跡継ぎとして、遠縁のマシューが来るのですが、伯爵の長女メアリーと結婚するまでに色々なことが起きるわけです。
次女イーディス、三女シヴィルもなかなか個性的で、第一次世界大戦やスペイン風邪、大恐慌などの時代背景も描かれていきます。
伯爵家には、召使いたちもいて、執事以下の下僕や侍女たちの世界も描かれていて、なかなか複雑な人間模様が見どころです。
おすすめする(見どころ)ポイント
これは身近に貴族がいるジュリアン・フェロウズ制作です。
そして、「ダウントンアビー」も、実在のカーナヴォン卿(エジプトのツタンカーメン墓発掘のパトロン)の館を使っています。
そういうわけで、イギリス貴族の生活とかもなかなか正確に描いてあるのが、まず歴史ファン必見のポイントです。
また、アンサンブルキャストと言い、伯爵、その家族、召使いたちの誰もが同等に描かれる手法です。
なので、登場人物の誰もが個性を持って動くため、ストーリー的にも見ごたえあるものになっているのがポイントです。
改善してほしいと思ったポイント
別にありませんが、伯爵の長女メアリーが、ものすごく気が強くて皮肉屋で私的にはそれほど美人とは思えないのです。
それなのにドラマでは、未婚のときも、モテモテで、また、未亡人になっても、わざわざ館に何人もの男性が訪ねてきて求婚するんですよ。
これが、ちょっとよくわからない、共感するようなところがほしかったです。
やるべき・観るべき
私も、前評判を聞いたけれど、20世紀初頭の貴族なんて興味ないなあと思いつつ見ました。
しかし、冒頭に「タイタニック号沈没」のニュースが入ってくるという、誰もが知っている話から入っていくんですよ。
それで、気が付いたら、ドラマに入って行ってるんですね、これは本当に上手な作り方だと思いました。
また、伯爵の母のマギー・スミスと、マシュー母のクロウリー夫人役のペネロープ・ウィルトンのやり取りなども見どころです。
絶対に、何度も見たくなると思います。
類似似作品
歴史ファンが見たいものとしては、タイムトリップや恋愛ものとしても見れる「アウトランダー」。
それに、ヴィクトリア女王の若い頃を描いた「女王ヴィクトリア、愛に生きる」ベルサイユ宮殿を建てるルイ14世を描いた「ヴェルサイユ」などがあります。
総評
この作品は、色々な賞を取った大ヒット作品です。
そして、シーズン6まで続いて完結した後、映画化して2作目が制作中だということです。
動画を見ても、NG集やアメリカのテレビでの出演者のインタビューなどをご覧になってもその熱狂ぶりがわかるはず。
女性のファッションやその時代の価値観とかも興味深いし、色々な登場人物たちもいとおしくなるくらいはまるのでぜひおすすめしたいです。
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