Bohemian Rhapsodyの評価

今回紹介する作品タイトル

Bohemian Rhapsody

あらすじ

インド系移民のフレディが、イギリスで音楽の道へ進み、その類い稀なるセンスを生かし世界的なスターダムに上り詰めるストーリー。
音楽の道へ進むことに対し、厳格な父親との対立があったものの、最終的には皆を感動させ、世界中の人々に彼らの熱い思いをメロディーにのせて届けた、類い稀なスーパーバンドの物語。
最愛なる彼女との出会い、自身がLGBTであることへの気付き、その後の様々な人々との出会いを経て、自身の人間性を形成していく描写は、まさに物語が目の前で進んでいるかの様な印象を受ける。
HIVを罹患し自身の余命を理解しながらも、命の限り歌い続けた、彼の熱い気持ちを感じることのできる映画。
後に彼らの音楽を聴くと、映画のシーンと重なり、勝手ながら涙してしまうほど良質な映画であった。

おすすめする(見どころ)ポイント

LIVE AIDの場面が印象的。
ゲイであることのカミングアウト、バンドメンバーとの決裂、HIVへの罹患など、あらゆる困難に直面したフレディが、音楽にのせて魂の限り想いを届けるシーン。
不仲であった父親、元彼女、ボーイフレンド、大衆、バンドメンバー、皆を熱いパフォーマンスで虜にし、世界に再びQUEENという名を轟かせた。
その後、彼はHIVに毒され亡き人となるが、その後も名曲は時代を変えて世界中で愛されている。

改善してほしいと思ったポイント

実際と異なると時系列の描写が複数箇所存在していたこと。
ありのままでも十分絵になるため、その点忠実に再現して欲しかった。
しかしながら良映画であり、彼らの生き様と奏でる美しい音楽を、世代を超えて感じて欲しいと思わせる映画であった。

やるべき・観るべき

彼らの立ち向かった困難、決して折れない心は、今を生きる我々にも見習いたいと思わせる。
熱いメッセージを発している映画であり、誰もが一見する価値のある映画であると感じている。
当方、30代の中年男であるが、妻と子供からの冷ややかな目を他所に、涙と共に3回程リピートしてしまった。
DVDを購入し更なるループへ入ることとなる。

類似似作品

Yesterday
主人公以外が、ビートルズを知らない世界を描いた映画。
名曲達により映画は軽快に進み、これにより主人公の人生が変わっていく物語。
どの時代であれ名曲は霞むことがなく、今の我々にまで影響を与え続けていることの尊さを感じることができる。

総評

フレディと、彼を取り巻く人間模様、そして紡いだ音楽が映画を通して時代を超え、目の前で起きているかの様な印象を与えてくれる映画。
美しくエネルギッシュな音楽が物語を軽快に進め、彼らの音楽に触れたことのない人をも熱狂的なファンに変える可能性すらあると感じる。
描写は全体的に暗く感じるかもしれないが、エネルギッシュな映画と相まり良い塩梅となっている。

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