訪問介護士での主な仕事内容
実際にお客様先のお宅に訪問してサービスを提供したり、ヘルパーさんの調整を行い「何日に誰のこのサービス内容ができるか」を電話等で打診する仕事。お宅へ伺い、サービスの計画書(あらかじめケアマネージャーによりその人のサービス内容が決められている)に目を通して今回行うサービスを確認する。
因みにその計画書に書かれている仕事以外を行うことはできない。仕事は大きく分けて身体の介助と生活の介助の2種類ある。
身体の介助は主に褥瘡防止のための体位変換や立ったり、座ったり、介護オムツの取り替え等、体周りの会社を行う。
生活の介助は買い物に同行したり、お金を預かりあらかじめ買う商品を決めてもらったものを代わりに買いに行ったり、掃除をしたり、身の回りの生活の介助を行う。
これもケアマネジャーによりここまでのサービスはしていいがここからはしてはいけないということが事細かく決められている。
また、ヘルパーさんを事務所に集めての講習会を行うこともある。
訪問介護士ならではのやりがい
実際にお客様から「ありがとう」や「助かる」等の感謝の言葉をいただいた時にやりがいを感じることがある。
やはり人それぞれによって生活習慣や病状、それによってできること、できないこと、またはそれまでできていたのに出来なくなってしまったことがあり、そうしたストレスから塞ぎ込んでしまったり、イライラしてヘルパーさんや職員に当たってしまう方がいらっしゃる。(もちろん病気の症状で正常な判断や行動ができない方もいらっしゃる。)
そうした中でやはりそれを苦にして職員やヘルパーさんが精神を病んでいき、この業界を離れてしまうことが往往にしてある。
だがらこそ「ありがとう」や「〇〇をしてくれて助かった」等の感謝の言葉がより原動力になる仕事だと思う。
また、時にはヘルパーさんと協力、連携して仕事にあたる時いいコミュニケーションが取れた時はやりがいを感じる
訪問介護士のマイナスポイント
先程も記載したことなのだが感謝されるようで中々感謝されるような仕事ではないので辛い時が多いように感じる。
特にお客様によってはお年を召して気難しくなっていってる方や手が出る方、生活習慣や病状、それによってできること、できないこと、またはそれまでできていたのに出来なくなってしまったことがあり、そうしたストレスから塞ぎ込んでしまったり、イライラしてヘルパーさんや職員に当たってしまう方がいらっしゃるのでその正常な行動ができない方達の対処に追われ「何のために働いているんだろう?」や「本当にこの方のためになっているんだろうか?」と感じることが多くある。
またサービスに定められていないサービスを求められることがあるのでそれは心苦しいが断らなければならない。
訪問介護士の仕事に活かせる経験・スキル・資格
最初に介護職員初任者研修という資格が必要になってくるかと思います。これはヘルパーの資格で座学と実技、二つの要素で成り立っている講習になります。私は約3ヶ月土日の二日間1日8時間を使って取得することができました。
訪問介護士の仕事に向いている人・向かない人
これも内容としては重なるところがあるかと思うが、お客様によってはお年を召して気難しくなっていってる方や手が出る方、生活習慣や病状、それによってできること、できないこと、またはそれまでできていたのに出来なくなってしまったことがあり、そうしたストレスから塞ぎ込んでしまったり、イライラしてヘルパーさんや職員に当たってしまう方がいらっしゃるのでその正常な行動ができない方達の対処に追われ「何のために働いているんだろう?」や「本当にこの方のためになっているんだろうか?」と感じることが多く精神を病んで辞めてしまう方が多い。
またお客様だけでなくヘルパーさんにも気難しいかたがいたりお客様と同年代の人がいるためタフな人やクヨクヨ悩まない人の方が続くイメージ。
訪問介護士仕事でのキャリアパス
まずは訪問介護士からスタートをして先程も述べたような褥瘡防止のための体位変換や立ったり、座ったり、介護オムツの取り替え等、体周りの介助を行う身体介助や
買い物に同行したり、お金を預かりあらかじめ買う商品を決めてもらったものを代わりに買いに行ったり、掃除をしたり、身の回りの生活の介助を行う生活介助、ヘルパーさんの調整業務、電話対応、ヘルパーさんの講習会を受け持ったりと経験を3年から5年ほど積んでいく。
私が働いていた会社ではそのくらいの期間の間でリーダーになり後輩の育成にも努めていくイメージが多かった。
またそこからジョブローテーションによりサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム等に移動を希望する者もいた。
それ以外はその後マネージャーを目指したりケアマネジャーになるために勉強を重ねる方もいた。
訪問介護士業界の最近の動向
介護業界と聞くと、「人手不足」「サービスの質の低下」などの課題を連想する人も多いが団塊の世代が高齢化することによって今後さらに需要が増していってると考えられる。
課題も多々あることは事実だが介護サービスの担い手は貴重な存在として多くの施設で歓迎されるので、将来性に関しても十分にある。
介護を必要としている人を「要介護者」と呼ぶが、高齢化の影響もあり日本の要介護者は年々増えている。
また、2060年には日本の人口は2010年の3分の2程度になりますが、高齢者数は増え続ける見通しとなっていることが明らかになっている。
ため、介護サービスの充実や介護職員の確保・育成など、介護業界全体で対策を進める必要がある。また、地域住民や家族など、周りの人たちも介護に対する理解を深め、協力していくことが求められる。
現在はただでさえ深刻な人手不足であるにも関わらず、今後ますます深刻化するという可能性がある。
人手不足の解消には、介護職員の待遇改善や労働環境の改善、働き方改革の推進など、様々な取り組みが必要。
それが整ったとしても若い世代が少ないので売り手市場であり未経験でも活躍できる。
訪問介護士仕事を未経験で目指すには?
介護の目的は、高齢者の尊厳の保持と、有する能力に応じて自立した日常生活を支援することにある。つまり介護職は、介護施設の利用者をお世話するが、なんでも手助けすればいいというわけではない。自立支援のために、目の前の利用者は何ができて何に支援が必要なのか、利用者は自分で何ができるようになりたいのか、その望みの達成のために何をすべきか、という視点が大切。
同じ症状の方でも生活習慣や性格、感じ方も何もかもが違うのでその人に寄り添った介護を目指すことが大切。
また、小さなことから利用者の事故につながるケースも多いので、職員が常に周りをよく見る必要がある。
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