牛丼チェーン店員の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験から始めるには?

牛丼チェーン店員での主な仕事内容

基本的にはホールもキッチンもどちらもできるようになる店舗が多いです。ホールは食券をお客様から預かり、それをキッチンに伝え、お客様に商品の提供という流れでした。お弁当の梱包などもホールの役目でした。キッチンはメニューのマニュアルに沿って商品を作ります。牛丼だけでなく、定食やハンバーグなどもあるため、大変にかんじますが、慣れればテキパキ調理ができるため、黙々と作業するような感覚です。アルバイト、パートにはランク分けがされており、トレーナーランク以上になると新人の育成や、店舗の売上締め、店長不在の時にはアルバイトの面接をアルバイトがするという時期もありました。商品が毎週火曜日に変わるため、月曜日には新商品のメニューだし、マニュアルシートの作成、プリントアウト、店舗ポップなどの張り替え等、事務作業もやっていました。お弁当のデリバリーはなかったのですが、出前館やウーバーイーツの販売委託はしていたので、そちらの注文が入れば調理をしていました。

牛丼チェーン店員ならではのやりがい

やりがいを感じていた点は育成面と、新商品の販売です。育成では、アルバイトに2ヶ月に一回ほど新人が入ってくる上、大体が初バイトと言った子が多かったので、接客の基本や、調理指導、うまく働いていくコツなどを教えていくのが自分の成長もバイトの子の成長も感じられるところにやりがいを感じていました。
新商品の販売については、毎週新しいメニューが入ってくるため、覚えることが毎週あったり、ポップの張り替えでは貼る位置をどうするか店長やマネージャーと相談しながら変えられたことが店舗マネジメントをしている気分になりやりがいを感じていました。私の店舗だけなのかは分かりませんが、長く勤務していたので自分がこうしたい、バイトの子はこうしたいと思っているということを店長と近い距離感で相談してよい労働環境にできたことがやりがいに繋がっていたと思います。

牛丼チェーン店員のマイナスポイント

給料が安いのに、やることが多いこと、店舗によっては休憩が取れないほど忙しいということもあり、給料が見合っていないと感じる点があります。また、お客様と密接にコミュニケーションを取るわけではないので、他のアルバイトパートよりもスキル面の取得は乏しいと感じました。
店舗に常駐する店長は少ないので、何かあった時の責任者にその時のバイトがなる可能性もマイナス面でした。トラブルが起きた時対処を未熟ながらにしなくては行けないので、プレッシャーや不安感は大きかったです。そこの不安はバイトを長く経験した人しかありませんが、新人とその責任者になるアルバイトでの給料の差が30円だったのも当時はあまり納得がいっていなかった部分です。

牛丼チェーン店員の仕事に活かせる経験・スキル・資格

特に経験は必要なく、飲食店で働く気持ちがあれば働けると思います。あえていうなら、接客スキルと言われる言葉をはっきり話すことや、テキパキ動く行動力があれば特に問題なく快適に働けると思います。そういう人がうまく働いていた印象です。

牛丼チェーン店員の仕事に向いている人・向かない人

向いている人は黙々と作業できる人です。接客にしろ、調理にしろ、多忙な店舗ではコミュニケーションをとる暇なく、次の時間の仕込みをしたり、一気にくる洗い物を洗ったりするのが日常でしたので、黙々と作業していかに効率を追求できるか考えられたら楽しくお仕事できると思います。向いていない人は、わいわい遊び感覚でバイトをしたい人です。どちらかといえば私語を禁止されていたり、客層もサラリーマンが多いため、学生が多い店舗は騒がしいというところでクレームが入ることも多いそうです。そのため、わいわいサークル気分でバイトしたい人には向いていませんが、コミュニケーションが苦手な人、バイト初心者には向いている傾向があるのではないかと思います。

牛丼チェーン店員仕事でのキャリアパス

大きく分けて、アルバイト、社員、店長、マネージャー、本社勤務と言った分け方になりますが、社員になる人はアルバイトからそのまま就職する人が多いように感じていました。アルバイトの昇格もあり、トレーナーや、ストアマネージャーなどの育成担当、店長補佐などの業務を担う人から、就職する人が多い印象です。社員も、通常社員は周りに少なく、基本的には複数店舗の店長が店舗にいたりいなかったりと言った形でした。聞いていたのは、店長になるのはかなり早いというところで、自店舗の店長も入社一年ほどで3店舗の店長を兼任していました。マネージャーはそこからさらに店舗売上を出していたり、店舗勤務時間が長いなど様々なポイントを稼が必要があるとのことでした。

牛丼チェーン店員業界の最近の動向

牛丼チェーン店の動向としては、これまで以上にスピードやクオリティ維持が必要になってくると思います。特にセルフサービスの店舗が増えており、人員が不要になってくる時代がくると思います。必要人員が少なくなってくる中で、バイトに求められるのがスピード感やクオリティといったところです。牛丼チェーン店のターゲットがサラリーマンというところもあり、急いでいる人や時間がない人にも美味しい食事を提供することをモットーにしています。そのため、調理スピードや接客のスピードなど、身につけるには流れを理解することだったり、慣れが必要になると思います。クオリティの面では、物価高が続く中で、お客様の満足度を高めるために、安い商品を丁寧に調理できる店が優遇されていくと思います。ライバル店が多い中で、新メニューも高頻度で今後は出てくるのではないでしょうか。そうなると、バイトに求められてくることはこれまで以上に増えてくるかと思います。そこに対しての対応力が必要になります。企業側は、バイトのやりがいに対しての給与の昇格などの検討が必要と思います。

牛丼チェーン店員仕事を未経験で目指すには?

基本的に牛丼チェーン店はバイト初心者の人や、外国人労働者が多かったりするので安心して入っていいと思います。基本的にバイトは慣れだと思うので、週1で入るよりも、週2、3入るのがベストだと思います。高頻度で入ると、店長から無理にバイトのシフトを入れられてしまう可能性もあるため、無理なものは無理と言える店舗で働くことをお勧めします。バイトの一歩目として、牛丼チェーン店は私は向いていると思います。そのまま就職ルートもありますし、早朝昼夜深夜と働く時間は選びやすいので、自分の生活スタイルに合わせて働けると思います。

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