今回紹介する作品タイトル
運動靴と赤い金魚
あらすじ
貧しい国の兄弟の話。
親にお使いを頼まれた息子が買い物をしている間に、せっかく修理してもらった妹の靴が行方不明に。
家が貧しいことを自覚している息子は、それを両親にいえないまま、隠し通そうと決意します。
そして妹と自分の靴を共有しながら、何とか日々をやりくりしていく日々。
そんな中、靴を獲得することが出来るかもしれないマラソン大会への出場のチャンスをえます。
なんとか商品である靴をゲットするために3位を狙いながら、マラソン大会が始まります。
これまでの靴を共有した日を思い出しながら、最後の力を振り絞って、マラソン大会のゴールに向かいます。
兄弟の愛、親を思う気持ち、どうにもならない貧困生活。そんなことを考えさせてくれる映画です。
おすすめする(見どころ)ポイント
とにかく、出演する二人の兄弟が可愛い。イランが舞台の映画ですが、とにかく純粋で心洗われる映画という言葉につきます。
私たちはこんなに恵まれた日本で生活しているのに、誰かをねたみ欲望が多い。一方発展途上国は、貧困に苦しんでいる。
しかし心はどんなに澄んでいるか?
家族の絆と兄弟愛、そしてチャンスがあればひたむきに努力する気持ちを持ち続けていることに感動します。
どうにもならない現実がある一方で、助け合いながら希望を捨てずに生きていく姿に感動します。
改善してほしいと思ったポイント
改善してほしいなと思ったポイントはない、というほどパーファクトな映画だと思います。
ただタイトルに赤い金魚と入っている割に、金魚が出てくるシーンは少ない。
それは出たときに重要な意味を持つからですが。
子供が見たときに、「赤い金魚の意味が分からない」という感想が多かったです。
やるべき・観るべき
現状につかれているからこそ見てほしい映画です。
映画って考えさせられるものも多いけれど、この映画は、何も考えなくていい。
ただ見て心に沁み込んでいく映画です。だから感動もひとしお。
一人でみるのもいいですし、子どももハラハラ、ドキドキ、楽しみながら一緒に見ることが出来る映画です。
生涯で一度は見てほしい映画ですね。
類似似作品
途上国の映画として、これほど素晴らしいものを見たことがありません。
生きるをテーマにした映画はたくさんありますが、それも多くは大人を対象としたもの。
類似作品がないからこそ、唯一のおすすめ映画といえるのではないでしょうか。
総評
独身時代に一度見たことがあるこの映画。
私に子供が生まれて、また見直した映画なのですが、自分のライフスタイルが変わると、少し見方も変わりますね。
日本の子どもはなんて純粋さがないんだ!整えられた環境の中で生きるってことが当たり前になっている!と思います。
だからこそ、子どもにも見てほしい映画の一つですね。
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