人生で一番印象に残っている恋愛
高校に入学してから出会い、同じクラスで斜め後ろの席に彼がいました。最初は絶対に仲良くなることもないタイプの人だと思っていましたが、ぐいぐい話かけられるようになって、出会ったばかりで私のことだけ下の名前で呼ぶようになっていました。連絡先もすぐに聞かれて変な人だなと思っていましたが、しだいに私の方がどんどん引き込まれていき、気が付いたときには彼のことで頭がいっぱいになっていました。告白をして一度はなぜか断られましたが、すぐに彼から付き合おうと言ってくれて、付き合うことになりました。席替えをしても必ず近くの席になっていて、不思議な縁を感じていました。勉強が忙しい学校だったので、デートはあまりできませんでしたが、一緒に図書館で勉強をしたり、学校の特別教室で放課後から夜まで二人で勉強をして教えてもらっていたことが印象的です。一緒の大学に行こうと言われて、勉強への熱がさらに高まったことを覚えています。
一番嬉しかったこと
付き合う前はたくさん話しかけてくれていたのに、急にそっけなくなったように感じていましたが、私の友達に「かわいい」「ずっと一緒にいたい」と話していたようで、それを聞いたときに嬉しいと思いました。また、私が勉強が苦手だったので、その分野を教えるために一生懸命理解してくれて、私が分かるまで優しく教えてくれたこと、一緒の大学に行こうと言ってくれて先までしっかりと考えてくれていたことが一番うれしかったです。
印象的な喧嘩の内容
私とは学校であまり関わってくれなくなって、他の子とは普通に話している姿を見て、「どうして付き合うようになってむしろ距離ができているのかわからない」と伝えて喧嘩になりました。彼もかっこつけていたので、恥ずかしかったからとそのときには言ってくれず、ただめんどくさいと言ってきて、何のために付き合っているのかもこれじゃわからないと、ループな喧嘩になっていました。周りを気にしすぎたが故に起こったことだと思います。
一番悩んだこと
他の子と仲良く話をしていたり、メールでもやりとりとたくさんしていて、付き合っている私とは学校でも全然目も合わせてくれなくなったことです。付き合う前はびっくりするほどぐいぐいきていたのに、付き合うようになってからは急に意識をするようになったようで、全く話しかけてもくれず、すれ違うときも目をそらして視界に入らないような態度をとられるようになりました。メールはしっかりと返してくれて、休日や学校以外では変わらず接してくれていたことに、とにかくもやもやとしていました。自分と付き合っていることがそんなにいやなのか、それほど周りには知られたくないのか、他の子と話している方が楽しいと感じているのか、など、ひたすら悩んでいました。
その悩みをどうやって解決したか
彼にも打ち明けましたが、結局うまくはぐらかされてしまいました。状況もまったくよくなることもなく、仲良しだった男の先生にも相談していました。「お前のことを本当に大切にしたいと思っていたら、目をそらすことはしない。むしろこうやって先生であっても違う男と話していたら気になって仕方ないはずだ」と言ってくれて、そんな話をしているときに彼が正面から歩いてきても、何も起こることはありませんでした。先生から言われたことがすっと腑に落ちて、休日もなんだかだんだんと自分からも距離を取るようになっていきました。気持ちが離れたのかわからなかったけど、連絡も自分から送ることはなくなり、淡泊に返信する程度になっていきました。解決には至らずです。
その相手との後日談
悩みが解決することがなく、気持ちの維持をすることもできなくなっていき、別れることになりました。別れた後も数回付き合ったり別れたりを繰り返していて、なんだか離れられない関係性になっていました。でも高校卒業する頃には距離ができてしまっていて、もやもやしたままだったので久しぶりに連絡をして、お互い進学する前にもう一度会って話をすることになりました。今までのことを話したり、楽しかった思い出を振り返りながら散歩をしてお別れしました。それから10年以上たった今、当時よりもいい関係性で友だち以上恋人未満の親友のような関係性で続いています。連絡も取り合っています。
長く付き合っていくためのアドバイス
自分の気持ちを我慢しすぎないことが一番大切なことだと思います。好きな人と付きあうことになると、とにかくうれしくて自分をよく見せようとしてしまいがちです。短い期間のお付き合いであれば、そういった自分を良く見せることも大切なのかもしれませんが、長くその人と付き合っていきたいと思うのであれば、むしろだめな自分の姿もさらけ出す必要があると思います。自分の気持ちを抑えて我慢し続けていても、相手には何も伝わることがなく、その我慢する姿が当たり前の姿なんだと勘違いされてしまいます。そうなってしまうと、もっと自分がつらくなってしまうので、いやなことはいやだと、自分の気持ちに素直になっていくことが大切だと思います。
今当時を振り返って、過去の自分や同じような状況の方にかけたい言葉
好きな人だからこそ、正面からぶつかっていくことが大事だと思います。好きすぎるがあまり、相手に遠慮してしまって、これくらい自分が我慢すればうまく行くと思ってしまいがちです。でもそれは相手のためにも自分のためにもならず、二人の関係性をもっと悪くしてしまう原因の1つです。思っていることはしっかりと伝える。それでうまくいかないような相手であれば、これから先絶対にうまくいくこともないので、しっかりとぶつかっていくべきだと思います。当時の彼と、今ではお互いに悩みや不安など、思っていることを伝え合っています。そして当時のこともたまに話していて、今となって当時の誤解が解けることが多くなりました。そして今はとてもいい関係を築けています。
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