人生で一番印象に残っている恋愛
私の友達にとても可愛いNちゃんという子がおりまして、彼女は大学の同級生だったんですが、その当時は、そのNちゃんの友達と私の友達との5,、6人のグループでよく遊んでおりました。それで、ある日彼女が「今日は○○君の家のペットを見に行くから」と言って、その日はグループで遊ぶ約束をしていたのにもかかわらず、約束をキャンセルして私の家に来ようとしたんですよね。「○○君のペット、楽しみだなー」と嬉しそうに話していたのを覚えています。
私の家で一緒にお酒を飲んでいい感じにおしゃべりをしていたんですけれど、酔った勢いで彼女を押し倒してしまったんです。ちなみにNちゃんと私は付き合ってはいないものの両想いではあったのですが、お互いに告白する勇気が出ずにいた状態でした。そんな状況だったのですが、お酒のせいで理性を失った私が彼女に手を出してしまったのです。私はすごく後悔したのですが、結局その後は二人は無事にくっつくことが出来ました。
一番嬉しかったこと
やはり彼女のお姉様が結婚されたことでございます。彼女のお姉様は、彼女とかなり年齢が離れていまして、もういい歳になりましたから、そろそろ良い方を見つけて身を固めて欲しいと思っておりました。しかし彼女のお姉様は子供の頃から男性にはあまり好かれませんでした。顔立ちはとても整っていますし、性格も穏やかで優しいのですが、どうにも男運が悪くて、いつも騙されたり利用されたりばかりしていたのです。そして私達は、そんな彼女をサポートして、なんとか結婚にこぎ着けられて、嬉しかったです。
印象的な喧嘩の内容
私は彼女に、自分の結婚は彼女のためだと言ったのです。愛する彼女の将来を考えての発言でした。それから彼女は、私を人間として尊敬していると言いました。ところがその翌晩に、私はもう我慢がならなくなって、彼女に対してひどく怒り出してしまったのです。というのは、私を彼女が尊敬していないことを知ったからです。彼女は、私が彼女を愛するようには私のことを愛していなかったのです。とても利己的で嘘をつく彼女が許せませんでした。
一番悩んだこと
一番悩んだことの内容を申しますと、それは彼女がかなり無口というか引っ込み思案だということでした。私はいつも彼女から何か聞き出そうとして、いろいろ話しかけましたが、彼女はただ微笑しているだけでした。また私が彼女に何かをたずねると、すぐに答えてくれはしましたけれども、その言葉の調子にはどことなく私に気兼ねをしているような感じがありました。私は何だかやり切れない気持ちになってきましたし、私の心の中には彼女のことをもっとよく知りたいという強い希望が起こってきました。ある晩のこと、食事のあとで私は思い切って彼女に「一緒に散歩に行きませんか?」といいました。すると彼女は嬉しそうな顔をして立ちあがりながら、「ええ、よろこんで!」と答えました。その彼女の顔をみたら悩みはあまり気にならなくなってきました。
その悩みをどうやって解決したか
これはもう自分でも不思議なくらいですけれど、ある日のこと私は自分の方から彼女と話をしようと思い立って、それまでずっと避けていた二人でお風呂へ入ってみることにいたしました。その時分の私の家のお風呂は、とても古風で田舎のお風呂で、薪代りの炭を使っていましたので、お風呂に入るのは一苦労でした。また、お風呂場の密閉性も悪くて、お風呂場全体がひどく寒くなっておりました。そこで、まず最初に私は火を起こしにかかりましたが、それにしてもこんな寒い日にこんなお風呂に彼女は一緒に入る気になったんだろうと思っていたら、そこに彼女がやってきて手伝ってくれました。一苦労終えて一緒に入浴してると、彼女はすごく話すようになりました。
その相手との後日談
結局結婚することになりまして、今は二人とも東京に住んでおります。結婚後間もなく子供が生まれまして、男の子でございます。その子の名前は、もちろん私が考え出したものです。でも、この子の名前にした理由だけは妻にも内緒にしてあります。なぜかといいますと、私にとってその名前は特別な名前だからなのです。翌年にも子供が生まれまして、今は二児の母となっております。今ではあの時、どうしてあんなに簡単に結婚の決心がついたのか、自分ながら不思議に思うばかりです。
長く付き合っていくためのアドバイス
もし相手が無口な女性であった場合、あなた自身が積極的に話題を作っていくことだと思います。そして、そういう努力を決して怠らないことです。そうすればきっとうまくやっていけるはずですよ。それから、やはり女性というものは自分の子供とかペットみたいなものだと思うことでしょうかね。そうすれば気が楽になりますよ。もちろん、相手のことを理解しようとする気持ちを忘れないことは大切で、その気持ちを持ち続けていれば、早かれ遅かれきっとうまくいくと思います。私たち人間の問題というものは何でもかんでもはっきり白黒つけられるものではありません。あやふやな状態でもよしとし、とにかく出来るだけたくさんの人と会って、できるだけ多くのアドバイスを聞くことも長く付き合っていく中でのトラブルの解決には大切です
今当時を振り返って、過去の自分や同じような状況の方にかけたい言葉
あまり深く悩まない方がいいということでしょうか? 特に恋愛関係の場合は、自分の心の中だけに閉じこもっていても、良い結果にはならないことが多いように思われます。それよりもむしろ積極的に外に出ていって、いろんな人の意見を聞いてみて下さい。きっと何かの役に立つことがあるでしょうし、時にはそれが自分自身の考え方を変えてしまうようなこともあるかもしれませんよ。それから、矛盾しているかもしれませんが、「がんばれ」ということです。どうかあきらめないでください。そして、今のあなたの悩みを打ち明けられるサイトや、市民相談のような施設があるのなら、打ち明けてください。一人で悩んでいるより誰かに打ち明けた方がずっといいですからね。
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