今回紹介する作品タイトル
ニーア オートマタ
あらすじ
遠い遠い未来、異星人の侵略により人類は月へ逃げていました。地球奪還のため作り出されたのが、主人公、2B、9Sを始めとするアンドロイド兵士。異星人が作り出した「機械生命体」撲滅のため戦うアンドロイド達。戦いを続けていくうちに、9Sをはじめとしたアンドロイド達は隠された秘密があることに気づく。なぜ人類は月へ逃げたのか。人類の姿は見えず、声だけで会話をしているのか。アンドロイド達の敵は、本当に機械生命体なのか。混沌の渦に巻き込まれながら、それでも戦いをやめることができないアンドロイド達。徐々に秘密が解き明かされる中、9Sにとってとても重大な事件が起こります。それによって、優しい性格だった9Sの性格は徐々に壊れていき……
おすすめする(見どころ)ポイント
もうすべてが見どころ! といっても過言ではない位、見どころだらけです。全体的に色彩を落としているので、アンドロイド、機械生命体以外の生きものはほとんどいない、という絶望感がより顕著に現れています。エンディングは大きく分けて5つありますが(厳密には26種類ですが、物語とは関係のないもの)、すべてのエンディングを見て、さらにもう一度プレイすると、「ハッ、あれはこういうことだったのか!!」と伏線がつながる場面があります。
個人的におすすめする場面は「遊園施設」というところで、至るところで機械生命体がいるのですが、こちらに敵意を向けてくることはありません。(まあ、まったくという訳ではありませんが)ボロボロの施設で遊ぶ機械生命体。その華やかさと刹那的ななかで流れる音楽がものすごく綺麗です。
「ニーア」は音楽も素晴らしいのですが、特にこの遊園施設と「パスカルの村」は最高です(もちろんエンディング曲も)。
改善してほしいと思ったポイント
うーん、特に思いつかないです。今までたくさんのゲームをプレイして来ましたが、「記憶を消してもう一度初めからやり直したい!」と思うくらい素晴らしいゲームだと思っています。一応アクションRPGとなっていますが、最近のゲームは親切設計なので、イージーモードにしたら楽勝です。
という訳で、改善してほしいポイント、なしです!
やるべき・観るべき
絶対に購入して後悔しない作品だと思います。世界観、ストーリー、伏線、音楽、すべてが素晴らしいゲームだと思っています。一応、「ニーア ゲシュタルト(レプリカント)」というゲーム、さらに下れば「ドラッグオンドラグーン」のエンディングが元になって作られた世界ですが、特にそちらをプレイしなくてもまったく問題ありません。プレイしていたら、「ニーア」が誰か、どうしてこういう世界になったのかが分かります。
操作性も特に難しさを感じることはなく、適当にボタンを押していれば攻撃ができるという安易さも魅力です。
所々に泣きどころがあって、私も何度もティッシュで鼻をかみながらプレイしていました。
ぜーったいに「買ってよかった!」と思えるゲームです。ぜひプレイしてみてください。
類似似作品
6でも紹介しましたが、「ニーア レプリカント」の続編の位置づけになっています。が、プレイしなくとも問題ありません。たまに「あ、この場所はレプリカントのこの場所かな」という部分があって、前作をプレイしていた方はちょっとニヤリとする、そんなゲームです。
総評
「暗そう」「ヨコオタロウだからなあ」と思っている人、確かにそのご指摘、正しいです。
しかし以前のヨコオタロウさんの作品に比べると、若干の救いがある物語になっています。暗い世界観でも命を燃やして生きるアンドロイドたちの姿、また敵だと思っていた機械生命体とのやり取りに戸惑う主人公たち。そして、悲しい世界観を彩る素晴らしい音楽。どれも最高得点のゲームです。
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