ドント・ブリーズの評価

今回紹介する作品タイトル

ドント・ブリーズ

あらすじ

アメリカに住む若者3人がお金目当てにとある一軒家へ押し入る。
その家には盲目老人が1人で住んでおり、若者達は老人の家族が事故で亡くなったことで得た多額の賠償金に目をつけたのです。
相手は盲目の老人なので盗みに入るのは簡単。
とはいかず、なんと老人は元軍人だったということが判明し、盲目ゆえに超人的な聴覚を持ち、
家に侵入してくる輩には容赦ない仕打ちをするような恐ろしい人物だったのです。
しかも逆に若者達が老人宅に閉じ込められてしまうピンチな状況に陥ってしまい、最初は余裕と思っていたはずの盗みも、
ちょっとした音すら出すことが命取りに。
さらに盲目老人にはある隠された真実が・・・。
果たして若者達は盲目老人の恐怖から音を出すこともなく逃げ出すことができるのか。

おすすめする(見どころ)ポイント

音を出すという日常的なことがNGとされるのはとても面白いポイントだと思います。
主人公達が出すちょっとした音にも、こっちがハラハラドキドキさせられてしまいます。
しかも、舞台は普通の一軒家という限られた閉鎖的空間なので逃げ場が圧倒的に少ない。
敵となる人物も、元軍人の音に超敏感なマッチョ盲目老人という滅多にない設定なのも見どころ。
一見、こちらが有利と思わせての逆にピンチになってしまう状況はホラー・スリラー映画としては
申し分ない演出です。

改善してほしいと思ったポイント

映画の設定上仕方ないのですが暗いシーンが多く、ちょっと見えづらい演出が多いです。
後半は音を出さないという行動も控えめになり、『ドント・ブリーズ』という題目とは
ちょっとかけ離れてしまい、普通に音を出すシーンが多くなってしまうのもマイナスポイント。

やるべき・観るべき

よくあるホラー・スリラー映画とはちょっと違った設定の映画を見たいのならばとてもお勧め。
約88分とそこまで長くもない作品ですが、全編を通して緊張が張り詰められていて雰囲気は
抜群となっています。
ホラー・スリラーといってもそこまで恐くないので、ちょっとしたスリリングな気分を
味わいたいときには持って来いの映画。

類似似作品

『音を出してはいけない』というテーマが共通な映画として「クワイエット・プレイス」があります。
こちらは恐怖対象が人物ではなく、相手がエイリアンなのが特徴。
しかも音を出したらエイリアンがすぐに駆けつけてくるため、静寂を保つのがより重要になっています。

総評

テンポよく話は進み、中弛みもないのがとても素晴らしい。
自分なら勝てそうと思ってしまうような盲目老人ですが、予想に反して強いのは驚かされました。
『音を出してはいけない』というテーマがしっかりしていて、相手が人間でもちゃんとホラー・スリラーを
演出しているため、じっくり見ていても飽きがない作品でした。
続編も公開されたということでとても続きが気になります。

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