Apple Intelligenceの「進化したSiri」のリリースが2026年に延期されたことをAppleが認める – GIGAZINE


Appleの広報担当者であるジャクリーン・ロイ氏が、マークダウンの生みの親であるジョン・グルーバー氏のブログであるDaring Fireballに対して、「Apple Intelligenceの進化したSiriのリリースは2026年に延期した」という声明を出しました。

Daring Fireball: Apple Is Delaying the ‘More Personalized Siri’ Apple Intelligence Features
https://daringfireball.net/2025/03/apple_is_delaying_the_more_personalized_siri_apple_intelligence_features


Apple Delays Apple Intelligence Siri Features – MacRumors
https://www.macrumors.com/2025/03/07/apple-intelligence-siri-features-delayed/

Appleは2024年6月に開催したWWDC24の中で、独自のパーソナルAIである「Apple Intelligence」を発表しています。Apple Intelligenceは同年10月に配信されたiOS 18.1から英語版がリリースされ、WWDC24で発表された一部機能が利用可能となりました。当初は、iOS 18でApple Intelligenceの進化したSiriも利用可能となる予定でした。

Appleが新たなパーソナルAIの「Apple Intelligence」を発表、OpenAIとの提携でSiriがChatGPTをサポート – GIGAZINE


しかし、Apple Intelligenceの進化したSiriについては開発が遅れていることがたびたび報じられており、従来のSiriよりも間違った回答を出力してしまうという指摘もあります。

なお、このApple Intelligenceの進化したSiriは「LLM Siri」とも呼ばれており、2026年あるいは2027年にリリースされるのではと報じられていました。

iOS 19で登場予定の「より会話的な」Siriは開発が遅れている – GIGAZINE


この「LLM Siri」について、Appleの広報担当者であるロイ氏がDaring Fireballに声明を出し、リリースには予想よりも時間がかかっていることを正式に認めました。

ロイ氏は「Siriはユーザーが必要なものを見つけ、物事を素早く終わらせるのに役立ちます。過去6カ月間でSiriをより会話的にし、Siriへの入力や製品知識などの新機能を導入し、ChatGPTとの統合を追加してきました。また、よりパーソナライズされたSiriの開発にも取り組んでおり、ユーザーの個人的な状況をより認識できるようにし、アプリ内やアプリ間でユーザーに代わってアクションを起こす機能も追加しています。これらの機能を実現するには、当初考えていたよりも長い時間がかかりそうですが、2026年には展開予定です」と語っています。

これまでの報道によると、AppleはLLM SiriをiOS 18.4でリリース予定だったそうですが、iOS 18.4のベータ版がリリースされる前のタイミングで「LLM Siriがまだ準備できていない」と報じられていました。

なお、Appleはすでに‌Apple Intelligence‌のアップデートの一環として、‌Siri‌にテキスト入力できる「Siriにタイプ入力」‌機能や、ChatGPTとの統合、より自然な言語理解などのアップデートを行っています。

また、記事作成時点でApple Intelligenceは日本語での利用が不可能ですが、2025年4月初旬にも日本語への対応が予定されています。

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