韓国のヒョンデとロシアのYandex子会社が「完全自動運転タクシー」で提携すると発表 – GIGAZINE


韓国の自動車メーカーであるヒョンデと、ロシアのIT大手・Yandexの子会社で自動運転技術企業のAvrideが2025年3月5日に、無人配車サービス用の完全自動運転車を共同開発すると発表しました。両社はまず、自動運転技術を搭載したヒョンデのEVをUberに100台投入することを目指すとしています。

Avride and Hyundai Motor Company Announce Strategic Alliance to Accelerate Autonomous Mobility | by AvrideTeam | Mar, 2025 | Medium
https://medium.com/@contact_74397/avride-and-hyundai-motor-company-announce-strategic-alliance-to-accelerate-autonomous-mobility-452506a148dc

Hyundai teams up with Yandex spinoff Avride to develop robotaxis | The Verge
https://www.theverge.com/news/624158/hyundai-avride-autonomous-robotaxi-ioniq-5

テキサス州オースティンに本社を構えるAvrideは2025年3月5日に、完全自動運転が可能な車両を共同で開発および運用するための覚書をヒョンデと締結したと発表しました。両社は手始めに、ヒョンデのEVであるIoniq 5をベースにした完全自律走行車両を開発し、2025年後半にダラスのUber車両として運用する予定です。


商用ロボットタクシーサービスの展開を目指すAvrideは、かねてからオースティンや韓国のソウルで、ヒョンデのSonataなどを使用したテストを行ってきました。今回の発表により、Avrideは商業サービスに先立って自動運転車両の運用台数を大幅に拡大する予定であるとしています。

Avrideは発表声明で、「この提携は、ヒョンデの最先端のEVプラットフォーム技術であるIoniq 5とAvrideの自動運転技術を活用し、ロボタクシーや自動配送サービスといった未来のモビリティソリューションへの道を開くことに重点を置いたものです」と述べました。

Avrideの車両群に加えられる予定のIoniq 5は、 まずジョージア州にあるヒョンデのEV車両生産拠点・Hyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)で組み立てられてから、Avrideの自動運転車両に統合された後、Avrideのロボタクシーサービスの一環として、ダラスのUberユーザー向けに配備されます。


ヒョンデの社長兼先進車両プラットフォーム(AVP)部門の責任者であるチャン・ソン氏は「ヒョンデはレベル4の自動運転に最適で先駆的な車両を追求するために、自動運転車両ファウンドリー事業を積極的に推進しています。当社はまた、Avrideのような大手自動運転技術企業との協力を拡大し、彼らのイノベーションがモビリティの未来を形作るという当社の取り組みに積極的に参加できる環境を醸成しています」と話しました。

ヒョンデのIoniq 5が自動運転車両に生まれ変わるのは、これが初めてではありません。Googleの親会社・Alphabet傘下の自動運転車開発企業であるWaymoも、2024年にIoniq 5をロボタクシーネットワークに導入する契約をヒョンデと締結しています。

また、Uberもヒョンデと自動車部品サプライヤー・Aptivの合弁会社であるMotionalと提携してIoniq 5に自動運転技術を導入し、Uber Eatsのパイロットプログラムに活用すると発表したことがあります。

2022年にUber Eatsの配達業務の一部を自動運転車で行うとUberが発表 – GIGAZINE

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