中国のスマートフォンブランドOnePlusの共同創設者であるカール・ペイ氏によって2020年に設立されたNothingが、新型スマートフォンの「Phone (3a)」と「Phone (3a) Pro」を発表しました。
Nothing’s Phone 3A and 3A Pro use AI to organize all your stuff | The Verge
https://www.theverge.com/news/622405/nothing-phone-3a-pro-essential-space-price-specs
Nothing Phone (3a): Specs, price, availability
https://www.cnbc.com/2025/03/04/nothing-phone-3a-specs-price-availability.html
Nothing Phone 3A and Phone 3A Pro review
https://indianexpress.com/article/technology/tech-reviews/nothing-phone-3a-and-3a-pro-review-9867516/
Nothing’s Phone 3a Pro is a stylish, almost-flagship experience for $459
https://www.engadget.com/mobile/smartphones/nothings-phone-3a-pro-is-a-stylish-almost-flagship-experience-for-459-103058974.html
Phone (3a)とPhone (3a) Proはどちらも6.77インチのAMOLED LTPSディスプレイと、パンチホールカメラを搭載したスマートフォン。ディスプレイガラスにはPanda Glassを採用しており、ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzです。
Phone (3a)とPhone (3a) Proの主な違いはメインカメラです。どちらも50メガピクセルのf/1.8メインカメラとソニー製の8メガピクセルの超広角カメラを搭載しています。これに加えて、Phone (3a) Proは3倍ペリスコープ望遠レンズを搭載しているのに対して、Phone (3a)はズーム機能を強化するための望遠レンズを採用しています。以下の写真の左がPhone (3a)の背面で、右がPhone (3a) Proの背面。メインカメラシステムの違いにより、Phone (3a) ProはPhone (3a)よりも10g重くなっています。
Phone (3a) Proのメインカメラは大きく出っ張っており、側面から見ると以下の通り。
Phone (3a) Proにはテレマクロモードがあり、望遠ズームと組み合わせることで最短15cmの距離にフォーカスを合わせることが可能。
なお、Phone (3a)シリーズはTrueLens Engine 3.0を採用しており、AIを活用したトーンマッピングとGoogleと共同開発したUltra XDRを組み合わせることで、写真を調整します。8枚のRAW画像をバースト撮影し、それらをすべてまとめて処理することで、各ピクセルの明るさを最大5倍に調整することも可能。テクノロジーメディアのEngadgetは「Nothingの画像処理はパンチの効いた高コントラストの写真や動画に向いている」と評しています。
どちらもNothingらしい半透明の背面パネルデザインを採用しており、パネルはポリカーボネート製からガラス製にアップデートされました。また、設定された着信音や通知音に合わせて点灯する「Glyph」ライトも復活しています。凝ったデザインが印象的ですが、Phone (3a)とPhone (3a) ProはIP64相当の防水性能も有しています。
SoCにはSnapdragon 7S Gen 3を採用しており、メモリ(RAM)は12GB、ストレージは256GBのものを搭載しています。OSにはAndroid 15を採用しており、Nothingは3年間のOSアップデートおよび6年間のセキュリティパッチの配布を約束しています。これについて、テクノロジーメディアのThe Vergeは「低価格帯のスマートフォンとしては最高ではないものの、まともなソフトウェアポリシー」と評しています。
スクリーンショットやボイスメモ、写真などを保存してインデックス化できる「Essential Space」という新機能が搭載されており、専用ボタン「Essential Key」も側面に搭載しています。
Essential Keyを1度押すとスクリーンショットが撮影され、2度押すとアプリが開き、保存したスクリーンショットやボイスメモ、写真などを閲覧できます。The Vergeは「フォトライブラリーに乱雑に保存していた写真をAIを使ってうまく整理することができる」と評しました。
バッテリー容量はどちらも5000mAhで、最大50Wの急速充電にも対応しています。Nothingによると、デバイスを完全に充電するのに1時間もかからず、50%まで充電するならわずか19分でOKです。
ガジェット系YouTuberのMarques Brownlee氏もレビュー動画を投稿しています。
Nothing Phone 3a/Pro: Now Do a Flagship! – YouTube

なお、Phone (3a)の販売価格が379ドル(約5万7000円)から、Phone (3a) Proの販売価格が459ドル(約6万9000円)からです。日本でも発売予定ですが、記事作成時点では発売時期は未定となっています。
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