今回紹介する作品タイトル
ぼくのなつやすみ2
あらすじ
昭和50年(1975年)8月のなつやすみ、9歳の少年「ボク」は母親が臨月を迎えたため、いとこたちが住んでいる伊豆半島の田舎町「富海」の田舎のおじの家へ預けられる事になった。8月1日から8月31日までという決められた時間の中での過ごし方を自由に決め、行動し、子供の夏休みを満喫する事を目的としたゲームである。
特にクリアやゲームオーバーなどの要素はないが、虫を捕まえたり、魚をとったりいくつかのイベントが発生することはある。
虫相撲はこの作品の中でも人気の遊び方の一つである。
今のこどもたちはもちろんのこと作品の世界観である1970年代になつやすみを過ごした世代には懐かしさと哀愁を感じることが出来るはず。
おすすめする(見どころ)ポイント
昭和の夏休みの良さが存分に詰まっており便利な世の中が全てではないということを感じさせられます。
近所のお兄ちゃんが何度も失敗しながらも諦めずにロケットを飛ばし続けるシーンがありますが、最終日にボクと幼馴染のお姉ちゃんが船で帰ろうとした時にロケットを再び打ち上げるシーンは感動しました。
こんなになにかに夢中になったのはいつだっただろうか?
今なにかに夢中になれているだろうか?
こんな風に改めて考えさせられるようなエンディングが印象的でした。
改善してほしいと思ったポイント
強い虫が夏休みの終盤にならないと行けない場所でしか捕まえることが出来ないので、捕まえたとしても育てきる前に夏休みが終わってしまいます。
そのためもう少し早めの段階で全ての虫を捕まえることが出来たならもっと良かったと思います。
やるべき・観るべき
先に一言伝えるなら騙されたと思ってやってみてください。
決してアクションや刺激があるゲームではありません。
ほのぼのと過ごしていくだけのゲームです。
しかし、最近のゲームにはないなんとも言えない風情があります。
特に今の40代から50代の世代の方はゲームをする機会も少なくなっているかも知れませんがぜひ一度手に取ってみてください。
類似似作品
ほのぼのと生活しながらゲームを進めていくという面ではNintendoのどうぶつの森が比較的似ていると思います。
虫を取ったり魚を釣ったりする部分は似ていますし、明確にクリアなどがないところも似ていると思います。
総評
私自身は1970年代に夏休みを過ごしたわけではないので本当の意味での懐かしさは感じるとれていないかも知れませんが、それでも昭和の良い時代、風情がひしひしと伝わってきて夢中になってプレイしておりました。
8月の1ヶ月間がワンクールとして完結するゲームですが、累計では100週近く夏休みを過ごしたのではないでしょうか。
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