無料のメールクライアントである「Thunderbird」を開発するMozillaが、ウェブブラウザからアクセスできるGmailのようなメールサービスの「Thundermail」と、AIアシスタントやスケジュールツールなどが使える有料サービスの「Thunderbird Pro」を発表しました。
Thundermail and Thunderbird Pro Services | Topicbox
https://thunderbird.topicbox.com/groups/planning/T437cd854afcb1395
Mozilla Announces Thundermail and Thunderbird Pro Services – Thurrott.com
https://www.thurrott.com/cloud/319229/mozilla-announces-thundermail-and-thunderbird-pro-services
Mozilla Thunderbird Wants to Host Your Email, Too
https://www.howtogeek.com/mozilla-thunderbird-will-start-hosting-email-services/
Mozilla is working on new Thunderbird “Pro” email offerings and Thundermail | TechSpot
https://www.techspot.com/news/107366-thunderbird-email-client-venturing-new-pro-tier-commercial.html
Thunderbird Pro and Thundermail announced: what you need to know – gHacks Tech News
https://www.ghacks.net/2025/03/31/thunderbird-pro-and-thundermail-announced-what-you-need-to-know/
Mozillaで製品担当マネージングディレクターを務めるライアン・サイプス氏は、2025年3月29日にThunderbirdの将来の計画について相談するためのフォーラム上で、開発中のThunderbird ProとThundermailについて投稿しました。
サイプス氏によると、ThunderbirdはGmailやOffice 365のようなクライアントとサービスの両方であるリッチエコシステムに日々ユーザーを奪われているそうです。また、GmailやOffice 365はハードベンダーロックイン(サードパーティークライアントとの相互運用性にわざと問題を持たせることで、ユーザー離れを引き起こさせる)と、ソフトロックイン(クライアントとサービスの利便性および統合によるユーザーの囲い込み)の両側面を持っているとのこと。MozillaはGmailやOffice 365と同等のサービスを100%オープンソースで提供することを目標にしているそうです。
Mozillaが開発しているThunderbird ProとThundermailは、Thunderbirdの使用体験を向上させるウェブサービスでありながら、すべてオープンソースで開発されます。ThundermailはMozilla版のGmailのようなもので、オープンソースのソフトウェアスタックであるStalwartをベースに開発された、ブラウザからアクセスできるウェブベースのメールサービスです。始めはメールサービスのみとなりますが、連絡先やカレンダーサービスなども統合予定だそうです。
記事作成時点ではThundermailのベータ版への待機リストが公開されており、登録することでいち早くThundermailを利用可能となります。
Thunderbird Pro Beta Access
https://thundermail.com/
Thunderbird Proは、スケジューラーの「Thunderbird Appointment」、ファイル共有ツールの「Thunderbird Send」、AppleのPrivate Cloud Compute同様にプライバシー面に配慮したFlower AIベースのAIアシスタント「Thunderbird Assist」といったサービスが利用可能になる有料サブスクリプションサービスです。Thunderbird AppointmentおよびThunderbird Sendは、独自サーバー上で実行することも可能となります。
ThundermailおよびThunderbird Proは、サービス開始当初は「コミュニティに継続的に貢献するユーザー」には無料で提供されますが、それ以外のユーザーは有料で使用可能となります。ただし、詳細な料金設定などは明かされていません。また、Thundermailは将来的に他のウェブメールサービス同様の制限付き無料プランが用意される予定です。
サイプス氏は「Thunderbirdは世界でもユニークな存在です。オープンソース、オープンスタンダード、プライバシー、ユーザーへの敬意を重視しており、さまざまな形で表現する必要があります。ウェブサービスが存在しないということは、ユーザーが妥協しなければならないことを意味しますが、それは往々にして不快なものです。私たちはこれをThundermailとThunderbird Proで修正します」と語りました。
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