「Firefox 137」正式版リリース、アドレスバーへ大幅な機能追加&タブグループ機能も追加 – GIGAZINE

ウェブブラウザ「Firefox 137」の正式版が公開されました。タブグループ機能が利用可能になったほか、アドレスバーへ多数の機能が追加されています。

Firefox 137.0, See All New Features, Updates and Fixes
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/137.0/releasenotes/

◆タブグループ機能が追加される
タブをグループ化して名前を設定できるようになりました。グループを作成するにはタブを別のタブの上へ重ね、ハイライトが表示されてからドロップすればいいとのこと。

なお、タブグループ機能はFirefoxユーザーの一部から段階的にリリースされるプログレッシブロールアウトの対象となっており、バグがないかを確かめながら順次展開される予定とのこと。記事作成時点では編集部員のPCで確認できませんでした。

◆アドレスバーへ大幅な機能追加
アドレスバーへさまざまな機能が追加されました。ただし、全ての機能がプログレッシブロールアウトの対象となっています。

アドレスバーの左側に統合検索ボタンが追加され、簡単に検索エンジンや検索モードを切り替えられるようになりました。また、検索結果が表示されてもアドレスバーに検索ワードが残るようになり、続いて検索を行いやすくなっています。

「@bookmarks」「@tabs」「@history」「@actions」などのキーワードを使用する事で簡単に検索エンジンや検索モードを切り替える機能も搭載されました。

サジェスト候補欄にFirefoxの一般的なアクションを表示する「セカンダリアクションボタン」が追加されました。

検索機能のあるページでは、「そのページに設置してある検索エンジンで検索する」ボタンが表示されます。

同じ検索エンジンで2回検索するとFirefoxに追加するかどうかを質問するとのこと。ここで「Add」をクリックすることでサイトに居なくても当該検索エンジンを利用できるようになります。

アドレスバーに数式を入力するとFirefoxが自動で計算を行うようになりました。計算結果をクリックすると結果の数値がコピーされます。

◆PDFに署名を追加可能に
PDFファイルを開いている際に、署名を追加できるようになりました。

なお署名を追加する機能についてもプログレッシブロールアウトの対象となっています。

◆開発者向けの変更点
・ページ内のフォントの詳細を確認可能に
開発者ツールのインスペクタータブにあるフォントパネルにおいて、ページで使用されているフォントのバージョン、デザイナー、ベンダー、ライセンスなどのメタデータを確認可能になりました。

・ネットワーク応答を上書き可能に
開発者ツールのネットワークタブにおいて、コンテキストメニューに「ネットワークオーバーライドを設定」が追加されてネットワーク応答をローカルファイルで上書きできるようになりました。

◆その他の変更点
・PDFファイル内の全てのリンクを認識してハイパーリンク化するようになりました。
・LinuxでのHEVCの再生をサポートしました。
SVG 2 path APIがサポートされました。
hyphenate-limit-charsがサポートされ、テキストのハイフネーションを細かく制御できるようになりました。

また、Firefox 137には複数のセキュリティバグフィックスが含まれています。

なお、次期メジャー版となる「Firefox 138」は現地時間の2025年4月29日(火)にリリース予定です。

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