地震や台風などの災害が各地で発生し続けており、企業や個人の間で災害に備えるためのポータブル電源のニーズがドンドン高まっています。ポータブル電源やソーラーパネルを展開するJackeryが2025年3月4日に発売した大容量ポータブル電源「3000 New」は、前モデルより大幅にパワーアップした定格容量3072Whと大容量かつスマートフォンアプリと連携させることでさまざまな機能を活用できるため、キャンプや野外フェスなどのアウトドアレジャー用途から災害時の備えまで、ありとあらゆる多方面の用途で活躍できます。そんな3000 Newをさっそく借りてきたので、高いパワーを要求する電化製品を動かしてパワフルさを実感してみたり、スマートフォンと連携させた機能を試してみたりして実力を確かめてみました。
Jackery ポータブル電源 3000 New|最軽量×大容量。備えに、暮らしに、さらなる余裕を。 – Jackery Japan
https://www.jackery.jp/products/explorer-3000-new
Jackery ポータブル電源 3000 New セット|最軽量×大容量。備えに、暮らしに、さらなる余裕を。 – Jackery Japan
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・目次
◆1:3000 Newフォトレビュー
◆2:3000 NewでスマートフォンやPCを充電&ドライヤーや電気ケトルなどは問題なく動くのか?
◆3:UPSとして使えるか検証してみた
◆4:専用アプリをインストールしてさまざまな機能を体験
◆5:切り替えられる2つの充電モードで充電時間はどれくらいかかるかバッテリーを検証してみた
◆6:ソーラーパネルで自家発電してみた
◆7:まとめ
◆1:3000 Newフォトレビュー
3000 Newのパッケージは以下のような感じ。
内容物は3000 New本体、AC充電ケーブル、取扱説明書、保証案内書の4点。
3000 Newの正面には、各種出力ポートやボタン、LCDディスプレイがあります。
ディスプレイに貼られていた保護シールを剥がします。
正面の左側には、上部にシガーソケット出力ポートと主電源ボタン、下部にUSB-C出力ポートが2個、USB-A出力ポートが2個、DC/USB出力ボタン、AC出力ボタンがあります。
各USBポートがどんな充電規格に対応しているのかを、USBテスター「Power-Z KM003C」で調べてみました。まず、USB-Cポートの対応規格は以下の通り。Quick Charge 3.0、Huawei製品向けのFCP、SamsungのGalaxyシリーズ向けのAFC、Power Delivery 3.0、Apple製品向けの急速充電に対応しています。USB-Cポートは2つ並んでいますが、対応規格は左右とも同じでした。
次に、USB-Aポートの対応規格を確認。Quick Charge 3.0、Huawei製品向けのFCP、SamsungのGalaxyシリーズ向けのAFC、iPhoneやAndroidなど幅広く対応するUSB-A規格のDCPに対応しています。2つのUSB-Aポートで確認したところ、対応規格は同じでした。
右側には丸型のAC出力ポートが1口、ACコンセントが4口。
右側の側面には3000 Newを充電するためのAC入力ポート、ソーラー入力とシガーソケット入力に対応したDC入力ポートがあります。
左側側面は排熱用の通気孔のみとなっていました。
背面には3000 Newの製品詳細が記されています。
3000 Newのバッテリータイプはリン酸鉄リチウムイオン電池で、定格容量は3072Wh。前モデルの「2000 New」の定格容量2042Whと比較して、かなり容量が増加しています。AC出力は100V~/50Hz・60Hzで合計3000W、5ポート合計の瞬間最大出力は6000Wとなっており、消費電力の大きい家電もフルパワーで動かすことができます。充電温度は0度~45度、動作温度は-15度~45度と季節を問わず幅広く使うことが可能。
3000 Newの天面は以下のような感じ。オレンジの部分はグリップしやすいハンドルになっているため、1人で持ち上げて運ぶことができます。
底面には四隅にすべり止めの脚が付いています。
3000 Newのサイズは幅が約41cm、高さは約32cm、奥行きは約30cmです。以下は、高さが約15cmのPixel 9と並べてみた様子。
また、以下は身長約165cmの編集部員が持ち上げてみたところ。3000 Newは本体の重さが約27kgありますが、ハンドルをしっかり握って持ち上げることができるため、大容量ポータブル電源としてはかなり持ち運びがしやすい印象。ただし、Jackeryの過去モデル・1000 Newが約10.8kg、2000 Newが約17.9kgだったのと比べると、パワーが大きく上がった分だけ重量もしっかり重くなっているため、「3000 Newを持ち上げてある程度の距離を移動する」ということは体力に自信がないと難しそうです。
主電源ボタンを押したら、電源ボタンが緑色に点灯してディスプレイが表示されました。ディスプレイには左から「INPUT(充電)ワット数」「充電残量」「OUTPUT(出力)ワット数」が表示されています。
3000 Newを充電するためには、付属のAC充電ケーブルを本体右側面にあるAC入力ポートに挿入します。
AC充電ケーブルのプラグには保護カバーがついていたので取り外します。
プラグをコンセントに挿入。
充電が開始されると、ディスプレイに「INPUT:1401W」と入力電力が表示されたほか、「1.9H」と満充電までの残り時間を確認できるようになりました。
◆2:3000 NewでスマートフォンやPCを充電&ドライヤーや電気ケトルなどは問題なく動くのか?
まずはiPhoneをUSBケーブルで充電してみます。USB-C出力ポートにケーブルを接続。
DC/USB出力ボタンを押して緑色に点灯したら準備OK。
iPhoneが充電中になり、3000 Newのディスプレイには「OUTPUT 7W」と「残りバッテリー使用可能時間99.8H」と表示されています。
次に、ノートPCを充電するために充電ケーブルを3000 NewのAC出力ポートに挿入します。
AC出力ボタンを押します。緑色に点灯したらOK。
3000 Newのディスプレイに「OUTPUT 45W」「残りバッテリー使用可能時間16.5H」と表示され、ノートPCが充電中になりました。3000 NewはDC/USB出力とAC出力を両方オンにしてスマートフォンとノートPCを同時に充電可能で、大容量で何度も繰り返し充電できるため、野外レジャーや災害などの緊急時にかなり役立ちます。
また、3000 Newの特徴はとにかくパワーが高いところにあります。試しに、出力の低いポータブル電源だと使えないこともある定格出力1200Wのドライヤーを接続してみました。ドライヤーの最大出力である「TURBO」を起動してみたところ、ドライヤーが止まったり3000 Newの電源が落ちたりすることなく、問題なく使うことができました。
「TURBO」時の出力表示は「1139W」。
次に、レジャーや災害時に使えるとうれしい電気ケトルも3000 Newで動くか検証してみます。今回使う電気ケトルの定格消費電力は1250W。3000 Newのディスプレイには、「OUTPUT:1238W」と表示され、問題なく電気ケトルに給電できています。
途中で止まってしまったり普段より温まるのが遅かったりといったことはなく、ほかほかのお湯を作ることができました。
さらに高い負荷をかけてみるため、スマートフォンをUSB-Cポートに接続して充電している状態で、電気ケトルとドライヤーの最大出力を同時に起動してみます。すると、ディスプレイの出力表示は2373Wまで上昇しましたが、途中で電源が落ちることなくドライヤーを使い続けながらお湯を沸かすことができました。レジャーや緊急時にポータブル電源を使う場合は、「同時にさまざまなことをこなしたいのに負荷が高すぎて交代で使わなければならない」となると面倒ですが、3000 Newはかなりのパワーがあるため負荷の高い電化製品も同時に使うことができます。
◆3:UPSとして使えるか検証してみた
3000 Newは高い出力でさまざまな電化製品に使うことができるほか、電化製品を3000 Newにつなぎながら3000 Newを家庭のコンセントにつなぐことで、停電時などに家庭電源から3000 Newへと給電元が切り替わるUPS(無停電電源装置)としても使うことができます。
実際にUPSとして機能させることができるのか検証するため、ミニPCとモニターを3000 Newにつなげ、3000 Newを家庭用電源につなげた状態でYouTubeのライブ配信を流しています。
3000 Newへの家庭用電源からの給電を切るとどのようになるのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
Jackeryの大容量ポータブル電源「3000 New」でUPS機能を検証してみた – YouTube

延長コードのスイッチをオフにすることで、3000 Newへの給電を停止したところ、モニターの電源が切れました。
ただし、モニターはすぐに再起動したほか、YouTubeライブは継続して再生されていました。3000 Newへの給電を切ってもミニPCは電源が切れることなく、速やかに3000 Newからの入力に切り替わっていることがわかります。
説明書によると、3000 Newへの給電を切った際、20ミリ秒(0.020秒)以内にバッテリー給電モードへと自動的に切り替わるとのこと。この機能は非専門レベルのUPS機能であり、0ミリ秒で切り替えることができるものではないため、ムービーのようにモニターが一瞬切れたというわけ。また、UPSとして使用している際は最大出力が1500Wに制限されることもあり、データサーバーやワークステーションのような必要な要求が高かったり一瞬でも電源が途切れてほしくなかったりする設備には向きません。一方で、冷蔵庫やペット用ヒーターのように、「一瞬途切れても問題ないが、停電したときに家を離れていると大きな問題になる」という家電製品に普段はつなげておくと、3000 NewのUPS機能をフルに活用できそうです。
◆4:専用アプリをインストールしてさまざまな機能を体験
3000 NewはWi-Fi接続・Bluetooth接続に対応しており、iOSまたはAndroid向けの公式アプリを使うことで、スマートフォンからバッテリーの残量をチェックしたり入出力を管理したりすることができます。
「Jackery」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/jackery/id6446012836
Jackery – Apps on Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hbxn.jackery
今回はiPhoneでJackeryアプリを使います。App Storeの配布ページで「入手」をタップしてiOS版をインストール。
インストールしたアプリを開いたら プライバシーのリマインダーが表示されたので、「同意する」をタップ。
まずは「アカウントを作成」からJackeryアカウントを作成します。
登録するメールアドレスを入力し、「私はプライバシーポリシーユーザー契約および利用規約を読んで同意しました」にチェックを入れたら「次へ」をタップ。
メールアドレス宛に確認コードが届くので、コードを入力したら「次へ」。
パスワードを設定したら「OK」をタップして登録完了です。
次に、3000 Newをアプリと連携させます。「追加」をタップ。
3000 New本体のDC/USB出力ボタンとAC出力ボタンを同時に長押しします。ディスプレイでWi-FiとBluetoothのアイコンが点滅したら3000 New側の準備はOKのため、点滅している間にスマートフォン側で接続設定をします。
「利用可能なデバイスがスキャンされました」に「E3000」が表示されました。「E3000」が今回の「3000 New」のことなので、そのままタップします。
これで連携は完了。次に連携した3000 NewをWi-Fiに接続します。「OK」をタップ。
スマートフォンが接続しているWi-Fiを選択。
Wi-Fiの名前を確認したら、Wi-Fiにつなげるためのパスワードを入力して「OK」をタップします。
接続が完了しました。アプリのホーム画面を確認すると、「私のデバイス」に「Explorer 3000」と表示されました。この「Explorer 3000」が「3000 New」のことです。
アプリの画面は以下のような感じ。
3000 Newの充電を開始すると、「入力」が「657W」と表示され、「充電完了まで残り0.1時間」という情報も見ることができました。また、「出力」では現在3000 Newから給電しているW数と、残りバッテリーでどれくらい給電し続けられるかという時間が表示されています。
また、「DC出力」「AC出力」という部分は、DCとACの出力がオンになっているかどうか分かるだけではなく、アプリから給電をストップ・再開できるためかなり便利。
そのほか、アプリからは3000 New本体のディスプレイ表示状態を「2時間(常時オン)」「2分(短くオン)」「オフ」から選択できます。「2時間(常時オン)」を選択した場合、充電や給電など使用中はディスプレイが常時オンになり、充電をしていないか完了していて機器と接続していない場合は2時間でディスプレイがオフになります。
3000 Newはソーラーパネルで太陽光発電して充電することも可能で、アプリの機能として、「太陽光発電によってどれだけ環境に寄与できたか」という点を見ることができます。「生成」をタップ。
日・週・月・年ごとに、ソーラーパネルによる太陽光発電量を記録できます。
さらに、「炭素削減」をタップすると太陽光発電によってどれくらい発電に伴う炭素を削減できたかチェックできます。
石炭の削減量・炭素の削減量、それと「この削減により、植樹活動をどれくらいしたかに相当する」という数値を見ることができます。ソーラーパネルは災害時などに3000 Newを充電するために使うほか、普段から庭などに設置して3000 Newを充電できる人にとっては、環境への配慮として生かすこともできます。
より細かい機能を使うためには、アプリの右上にある設定アイコンをタップします。
「充電速度設定」をタップ。
充電速度を「高速充電モード」と「静かな充電モード」に切り替えることができます。3000 Newは「高速充電モード」でも充電時に排気音が気になるほどではありませんが、「静かな充電モード」にすることで、充電速度は遅くなる代わりに30dB未満まで騒音を抑えることができます。
「省エネモード」からは、デバイスに負荷がかかっていないまたは負荷が軽い時に、出力を自動的にオフにするまでの時間を設定できます。
省エネモードは2時間、8時間、12時間、24時間、オフにしない(常時オン)から選択できます。「接続したデバイスの充電が終わったら自動的に出力オフにしたい」という場合には2時間や8時間に設定したり、「停電時の対策にずっとつけていたい」という場合はオフにしない設定にしたりと、用途に分けて切り替えることが可能。
「動作モード」をタップすると、3000 Newの動作に関してさらに細かい設定ができます。
パフォーマンス設定では、バッテリー充放電の上限と下限を設定できます。「完全に使用」となっていたので、「設定へ移動」をタップ。
「バッテリ節約モード」をタップすることで、3000 Newへの負荷を軽減して、寿命を伸ばすことができます。
以下は、「完全に使用」と「バッテリ節約モード」の画面を並べてみたところ。画面下部を見比べると、「完全に使用」では充電残量が0%になったら電源を停止し、100%まで充電できたら充電完了となっていますが、「バッテリ節約モード」では充電残量が15%になったら電源を停止、85%まで充電されたら自動的に充電が止まるようになります。充電残量を0%や100%にしないことで電池の寿命を伸ばすことができるため、「普段家で使う時はバッテリ節約モード、外出する前は100%に戻してフル活用する」などスマートな使い方がアプリから可能です。
「自家発電」の項目では、ソーラーパネルを併用して充電しながら使っている場合、太陽光発電の分を効率的に使う割合を設定できます。下部のスライドを動かすことで、太陽光発電と家庭用電源のどちらをどれだけ優先して使うか設定。
また、「充電プラン」からは自宅の電気契約に応じたお得な設定が可能。「設定へ移動」をタップします。
「追加」をタップ。
契約している電気のプランによっては、「よく電気が使われる夕方から夜は電気料金が高めで、深夜から朝型は安め」という設定のものがあります。その場合、アプリの「充電プラン」から「月曜日の0時~5時」のように設定しておくことで、常に3000 Newを家庭用電源に接続しっぱなしでも、よりお得な時間に自動で充電を進めるというサイクルを設定できます。設定したら「OK」をタップ。
充電プランが追加されました。
◆5:切り替えられる2つの充電モードで充電時間はどれくらいかかるかバッテリーを検証してみた
3000 Newは、アプリから「高速充電モード」と「静かな充電モード」を選択可能。まずは高速充電モードの充電時間を計測してみます。
3000 Newのバッテリーに負荷をかけずに活用する場合、アプリで「バッテリ節約モード」を設定して15%~85%で使用するのがベストです。そのため、まずは15%~85%までどれくらい充電時間がかかるか確かめてみました。充電残量15%と表示されている3000 Newに電源ケーブルを接続して充電開始。
充電開始1分後の入力W数は1399Wで、残り充電時間が「2.1時間」と表示されています。
バッテリ節約モードの充電最大値である85%まで到達したのは、充電開始から1時間34分後でした。
さらに、アプリから「完全に使用」を選択して、100%まで充電をします。
充電が100%になったのは、85%の時点から47分後でした。合計して、15%から100%まで充電するのにかかった時間は2時間21分。
次に、再び3000 Newの充電残量を15%まで消費した状態で、アプリから「静かな充電モード」を選択。改めて充電にかかる時間を計測してみます。
静かな充電モードの場合、充電開始時の入力W数は「826W」でした。
バッテリ節約モードの充電最大値である85%まで到達したのは、充電開始から2時間42分後。
アプリから「完全に使用」を選択した場合、充電が85%から100%になるまで54分かかりました。合計で、静かな充電モードでは15%から100%まで充電するのに3時間36分要しました。
計測結果を表にまとめたら以下のような感じ。高速充電モードと静かな充電モードは全体で1時間15分ほど充電時間に差があったため、特に急ぐ場合は高速充電モードがオススメ。ただ、最小から最大まで充電しない場合はそこまで時間は変わらず、静かな充電モードでも十分な速さで充電できたため、基本的には静かな充電モードに設定しておいてよさそうです。
高速充電モード | 静かな充電モード | |
---|---|---|
入力W数 | 約1400W | 約830W |
15%~85%の充電時間 | 1時間34分 | 2時間42分 |
85%~100%の充電時間 | 47分 | 54分 |
充電時間の合計 | 2時間21分 | 3時間36分 |
◆6:ソーラーパネルで自家発電してみた
3000 Newとセットで購入できるソーラーパネル「SolarSaga 200」の箱は以下のような感じ。
箱から取り出すと、ソーラーパネルがしっかりクッションに包まれていました。
同梱品はSolarSaga 200本体、ポータブル電源とつなげるコード、取扱説明書と保証書。取扱説明書は日本語での案内もあります。
SolarSaga 200の折り畳んだ状態でのサイズは高さ61.5cm×幅55.2cm×厚さ4cm。重さは約6.2kgで、マグネットで固定されているため取っ手を持つことで簡単に持ち運ぶことができます。以下は、身長約165cmの編集部員が持った様子。
SolarSaga 200を展開した時の幅は、めいっぱい広げたときで234cmあります。
表面には「照準器」が付いています。この照準器を太陽の方向に合うように調整することで、最も良い角度で日差しを得られるという仕組み。
裏面は以下のような感じ。
裏面には両端に脚が付いており、脚を展開することで斜めに立てかけることができます。
また、裏面の端にはケーブルの接続部がフタで保護されています。
フタを外してケーブルを差し込み、3000 Newと接続します。
SolarSaga 200のケーブルにはUSB-CポートとUSB-Aポートがついており、ここにスマートフォンなどをUSBケーブルでつなげることで、太陽光から得た電力で端末を直接充電することも可能です。
実際に野外でSolarSaga 200を設置してみました。
照準器を使って、黒い点の影が白い輪っかの中に入るように太陽への角度を調整。
SolarSaga 200のケーブルは、複数のポータブル電源に対応するためのトランスジャックが付いています。3000 Newの場合、トランスジャックを外した方に対応しているため、トランスジャックを外してケーブルを3000 Newに接続。
すると、太陽光発電が開始して3000 Newの画面に「INPUT:72W」と表示されました。撮影日は太陽が雲に遮られていたためパワーが小さめですが、完全な晴天でSolarSaga 200と3000 Newの組み合わせの場合、少なくとも170W前後を平均的に充電できるそうです。
太陽光発電中は、ケーブルのランプが緑色に光ります。
ケーブルにあるUSB-Cポートを使ってスマートフォンと接続してみたところ、スマートフォンを充電することができました。
◆7:まとめ
定格容量3000Whを超えるような大容量ポータブル電源は成人男性でも持ち上げるのに苦労するほど重くなることが多いですが、3000 Newは1人でも持ち上げられる重量のため取り回しがしやすく、スマートフォンアプリと連携させた機能もかなり便利で普段使いでも緊急時の備えでもさまざまな用途で役立ちます。実際に家電をつなげてみた結果、負荷の高い電化製品を複数使ってもまったく問題なくパワーの高さを感じました。さらに、ソーラーパネルも併用することでアプリから「どれだけ環境に良い効果があったか」を見ることができるため、普段は太陽光発電で環境へ貢献しつつ旅行やキャンプのお供に使って、もしもの災害のときに欠かせない電源として備えておくことができる、使いやすい大容量ポータブル電源としてオススメです。
Jackeryのポータブル電源「3000 New」は税込35万9800円、ソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator 3000 New」は税込42万6800円。また、2025年3月4日の発売を記念して、2025年3月31日まで40%オフのキャンペーンも実施しています。
Jackery ポータブル電源 3000 New|最軽量×大容量。備えに、暮らしに、さらなる余裕を。 – Jackery Japan
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Jackery ポータブル電源 3000 New セット|最軽量×大容量。備えに、暮らしに、さらなる余裕を。 – Jackery Japan
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