AMDが開発しているローカルAI実行開発環境の「Lemonade」のバージョン10.8.0が2026年6月18日にリリースされ、MCPゲートウェイ機能が追加されました。これにより、Claude CodeやGitHub CopilotといったMCP対応アプリでMCPサーバーを介してLemonadeで実行中のAIモデルを呼び出せるようになりました。
Release v10.8.0 · lemonade-sdk/lemonade · GitHub
https://github.com/lemonade-sdk/lemonade/releases/tag/v10.8.0
Add MCP gateway: drop Lemonade into Claude Desktop, VS Code or Cursor in 30 seconds by siavashhub · Pull Request #2131 · lemonade-sdk/lemonade · GitHub
https://github.com/lemonade-sdk/lemonade/pull/2131
AMD’s Lemonade AI Server Now Much More Useful With MCP Server Integration – Phoronix
https://www.phoronix.com/news/AMD-Lemonade-10.8-Released
LemonadeはAMDが開発しているローカルAI実行環境で、Windows・macOS・LinuxでAIモデルを簡単に実行することができます。LemonadeはAMD製GPU・CPU・NPUに最適化されているほか、NVIDIA製GPUでの実行もサポートされています。Lemonadeのインストール手順や実行方法は以下の記事に詳しくまとめています。
無料でローカルAI環境を簡単に導入できる「Lemonade」、Windows・Linux・macOSにも対応したオープンソースで特にAMDのGPU・NPUで効果的 – GIGAZINE
Lemonadeは「AIを実行するサーバーを建てる」という方式で動作しており、外部アプリからLemonadeのサーバーに接続することでAIモデルを使用することができます。OpenAIやAnthropicなどのAIモデルを使う際は自分のデータを外部に送信する必要がありますが、Lemonadeを使えばデータを外部に送信せずローカルで操作を完結できます。以下の記事では「LemonadeでローカルAIモデルを実行して、FirefoxのAI機能のモデルプロバイダーとして利用する」という操作の手順を詳しく解説しています。
「Lemonade」を使ってFirefoxのサイドバーにあるAIチャット機能を完全ローカル化してみた – GIGAZINE
Lemonadeのバージョン10.8.0ではMCPゲートウェイ機能が追加され、MCPに対応するアプリとの接続が簡単になりました。MCPはAnthropicが2024年に提唱したAIのためのデータ通信プロトコルで、記事作成時点ではAnthropicだけでなくOpenAIやGoogleを含む数多くのテクノロジー企業に採用されています。MCPゲートウェイ機能を追加するプルリクエストには「GitHub CopilotやClaude Desktop、Cursor、ClineといったアプリでLemonadeのローカルAIモデルを呼び出せる」と記されています。
また、GitHub CopilotやClaude Desktopといった最先端のクラウドモデルを扱えるアプリとLemonadeを連携させるメリットについて「最先端モデルで動作するエージェントが、プライバシーに関わる部分や処理量の多いタスクを会話を中断せずにローカルのAIモデルにルーティングできるようになる。これにより、一括分類、文字起こし、画像生成といったタスクをユーザーが選択したモデルで無料かつオフラインで実行できるようになる」と説明されています。
LemonadeのMCPゲートウェイ機能に関するドキュメントは以下のリンク先で公開されています。
MCP Gateway · lemonade-sdk/lemonade · GitHub
https://github.com/lemonade-sdk/lemonade/blob/main/docs/api/mcp.md
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