映画芸術科学アカデミーが策定した第99回アカデミー賞(2027年)のルールが発表され、その中に生成AIに関連する内容が盛り込まれていることが分かりました。
99th_oscars_complete_rules.pdf
(PDFファイル)https://www.oscars.org/sites/oscars/files/2026-05/99th_oscars_complete_rules.pdf?VersionId=84FilOcTNI7wpFAxl56.8xesZyP5.UWl
Oscars: No AI Actors, Screenplays; Acting, International Rule Changes
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/oscars-rules-2027-ai-actors-screenplays-international-1236581862/
Oscars Say No to AI
https://www.thewrap.com/industry-news/awards/oscars-rule-changes-2026-ai-actors/
生成AIに関連する内容が盛り込まれているのは演技部門および脚本部門のルールです。
演技部門では、「映画の正式クレジットに記載されており、かつ本人の同意のもと人間によって実演されたことが明確に示される役のみが、対象として認められます。クレジットされていない演技は、対象として認められません」と記されています。
脚本部門では「脚本部門のいずれかのカテゴリーで資格を得るためには、映画の正式クレジットに明示的な脚本執筆クレジットが存在していなければならず、また脚本は人間によって執筆されたものでなければなりません」と定められています。
これらの文言は、映画業界に生成AIの波が侵食している現状について人間が懸念を示していることに対応したものとみられています。
2025年には、世界初のAI女優「ティリー・ノーウッド」の存在がハリウッド俳優や俳優労働組合から非難を集めました。
世界初のAI女優ティリー・ノーウッドが爆誕するもハリウッド俳優から怒りの声が殺到、俳優労働組合も苦言を呈する – GIGAZINE
新ルールにおいては、撮影監督部門でAIについて直接言及があります。この部門では「AIツールが現在、多くの映画制作者の創作プロセスの一部となっていることを理解しています。撮影監督部門執行委員会は、賞の審査対象となる撮影監督自身の作品制作において、生成AIまたはその他のAIツールの使用について開示を求める場合があります。部門は、透明性と教育を促進し、応募作品が公平かつ文脈に即して評価されることを確実にするため、この方針を維持しています」と定めるとのことです。
AI関連以外では、同一部門で複数の演技でノミネートする(主演賞と助演賞など)ことが可能になるなどいくつかの改定も行われています。最も大きな変更点は「参加国ごとに1作品のみ」というルールで、今後は1国1作品の規定に加え、ベルリン国際映画祭など6つの主要な映画祭のいずれかで最高賞を受賞した作品も候補として選出される可能性が生まれます。
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