「Find N5」はOPPOが2025年2月に発売した折りたたみ式スマートフォンで、折り畳んだ状態で厚さ8.93mm、開いた状態で約4.21mmという薄さを特徴としています。また、ハッセルブラッドの名を冠したカメラを搭載していたり、高性能SoC「Snapdragon 8 Elite」を搭載していたりと折りたたみ以外の部分もハイエンドなパーツで構成されています。そんなFind N5を借りられたので、まずは外観や折りたたみ部分の使い心地などを確かめてみました。
OPPO Find N5 – Ultra Slim Foldable Phone | OPPO Global
https://www.oppo.com/en/smartphones/series-find-n/find-n5/
Find N5のパッケージはこんな感じ。カラーラインナップは「Cosmic Black」と「Misty White」の2種で、今回はMisty Whiteを借りました。なお、Find N5は技適を取得していないため、起動する前に「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の申請を行っています。
箱を開けると、Find N5が展開状態で入っていました。
箱の中にはFind N5本体の他に、専用充電器、USBケーブル、専用カバー、SIMカードスロットを開けるためのピン、クイックスタートガイドが入っています。
専用充電器の出力は80W。Find N5はOPPO独自の急速充電技術「SUPERVOOC」に対応しており、80Wの専用充電器を用いた急速充電が可能です。
Find N5本体はこんな感じ。
ディスプレイを点灯してみました。ディスプレイは有機ELのAMOLEDで、サイズは8.12インチ、解像度は2480×2248ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hz、ピーク輝度は2100ニトです。
ディスプレイの右上にはピンホール式のフロントカメラを搭載しています。
背面は左側にカメラ、右側にディスプレイ。
背面カメラはハッセルブラッドとコラボ開発されたもので、「50メガピクセルのワイドカメラ」「50メガピクセルの望遠カメラ」「8メガピクセルのウルトラワイドカメラ」を搭載しています。
画面を閉じると、背面のディスプレイを点灯させて通常の縦長スマートフォンと同じように使えます。Find N5の画面を閉じたり開いたりする様子は以下の動画で確認できます。
OPPOの折りたたみ式スマホ「Find N5」の画面を閉じたり開いたり – YouTube

背面のディスプレイを点灯させるとこんな感じ。ディスプレイの種類は内側と同じく有機ELのAMOLEDで、大きさは6.62インチ、解像度は2616×1140ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hz、ピーク輝度は2450ニトです。
背面ディスプレイの上部にもインカメラがついています。
展開して横から見るとこんな感じ。厚さは4.21mmで、側面には音量調整ボタンと電源ボタンが並んでいます。
反対側の側面にはマナーモード切替用のスライド式スイッチを搭載。
底面にはUSB Type-CポートとSIMカードスロットがあります。USBの規格はUSB 3.1 Gen 2です。
天面にはボタンやポートは搭載されていません。
折りたたんだ状態のヒンジ部はこんな感じ。
反対側の側面。折りたたみ時の厚さは8.93mmです。
重さは実測235g。
ディスプレイに光を当てると、中央部分がたわんでいるのが分かります。
ディスプレイ点灯状態でも、光を当てるとたわみが可視化されます。
光が直接当たらない状態なら、たわみはまったく見えません。
ディスプレイの視野角は一般的なスマートフォンと同等。以下の動画では、ディスプレイをいろんな角度から見た際の見え方を確認できます。
OPPOの折りたたみ式スマホ「Find N5」の画面をいろんな角度から見て視野角をチェック – YouTube

Find N5の折りたたみ角度は無段階で調整可能で、開ききらずにノートPC風の状態で固定することもできます。しかし、ある程度開くとヒンジの力で開ききってしまうため、ノートPC状態で使う際の角度の自由度は低めです。
OPPOの折りたたみ式スマホ「Find N5」をノートPC風に開いて固定し続けるのは難しい – YouTube

固定できる範囲で最大限開いた状態が以下。直角に近い角度なので、上から見下ろすような使い方だとディスプレイが見づらいです。
ディスプレイの表面素材は内側が極薄ガラスとポリエチレンテレフタレート(PET)を組み合わせたもので、外側が極薄ナノクリスタルガラスです。両面のディスプレイをコインでひっかいてみたところ、傷は付きませんでした。
OPPOの折りたたみ式スマホ「Find N5」の画面をコインでひっかく – YouTube

Find N5はIPX6/IPX8/IPX9の防水性能を備えています。試しにシャワーの水を5分くらい当ててみましたが、問題なく使えました。
OSはAndroidをカスタムした「ColorOS」で、Android向けアプリを使用可能。UIは素のAndroidから大きくカスタムされており、「ディスプレイの右上から左下方向に引っ張ると明るさや音量などの調整画面が出る」というiOSのコントロールセンターっぽい機能も備えています。調整画面を表示したFind N5(左)とコントロールセンターを表示したiPhone 16(右)を並べてみると、UIがけっこう似ています。
Find N5のスペックは以下の通り。
モデル名 | Find N5 |
---|---|
ストレージ容量 | 512GB |
メモリ容量 | 16GB |
ディスプレイ | 内側 大きさ:8.12インチ 解像度:2480×2248ピクセル リフレッシュレート:最大120Hz 輝度:600ニト ピーク輝度:2100ニト 種類:AMOLED カバーガラス:PET+UTG 外側 |
背面カメラ | 50メガピクセルのワイドカメラ 50メガピクセルの望遠カメラ 8メガピクセルのウルトラワイドカメラ |
フロントカメラ | 内側と外側どちらも8メガピクセル |
SoC | Snapdragon 8 Elite |
バッテリー | 最大5600mAh 80Wでの急速充電に対応 |
携帯通信 | [Version 1]GSM:850/900/1800/1900MHz WCDMA:Bands 1/2/4/5/6/8/19 LTE FDD:Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/66 LTE TDD:Bands 38/39/40/41/42 5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78 [Version 2]2G GSM:900/1800MHz 3G WCDMA:900/2100MHz 4G LTE FDD:Bands 1/3/5/8 4G LTE TDD:Band 40 5G NR:n1/n3/n5/n8/n40 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 (802.11be)、Wi-Fi 6 (802.11ax)、Wi-Fi 5 (802.11ac)、802.11a/b/g/n WLAN display supported; WLAN network sharing supported Wi-Fi 2.4GHz 2 x 2 + Wi-Fi 5GHz 2 x 2 supported Wi-Fi 5GHz 160MHz、Wi-Fi 6GHz 320MHz supported 2 × 2 MIMO supported、MU-MIMO |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 Low Energy |
USB | USB Type-C、USB 3.1 Gen 2 |
OS | ColorOS 15.0.1(Androidベース) |
寸法 | 折りたたみ時 高さ160.87mm×幅74.42mm×厚さ8.93mm 展開時 |
重量 | 229g |
Find N5を実際に使うレビュー記事を近日中に公開予定です。
<つづく>
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