AppleのMacBookには、2019年にリリースされた16インチMacBook Proから、ディスプレイの開閉動作を担うヒンジに角度を認識するためのセンサーが搭載されています。ディスプレイの開閉角度をPC上で検知できることを利用して、開閉角度や開閉速度に基づいて「オナラの音」が鳴るようにするアプリ「FartScrollLid」がGitHubに公開されています。
GitHub – iannuttall/fartscroll-lid: A hilarious macOS app that plays fart sounds as you open and close your MacBook lid
https://github.com/iannuttall/fartscroll-lid
エンジニアのサム・ヘンリー・ゴールド氏は、MacBookにディスプレイの開閉角度を認識するためのセンサーが搭載されていると発見したことを2025年9月に報告しています。ゴールド氏によると、センサーはパブリックAPIとして公開されているわけではありませんが、2019年にリリースされた16インチMacBook Proから搭載されていることが確認でき、センサーのデータを読み取る方法も発見したそうです。
MacBookにはディスプレイの開閉角度を検知するセンサーが搭載されている – GIGAZINE
ディスプレイの開閉角度を認識するセンサーをソフトウェア上で読み取った結果、そのデータと連動してディスプレイの開閉角度をディスプレイ上に表示する事も可能です。ゴールド氏は、ディスプレイ上に角度を表示すると同時に、ディスプレイを開閉すると「ギギギ」と古い扉を開け閉めするような音が鳴るアプリケーションを開発しました。
Did you know your MacBook has a sensor that knows the exact angle of the screen hinge?
It’s not exposed as a public API, but I figured out a way to read it and make it sound like an old wooden door. pic.twitter.com/qysTbr9TV4
— sam henri gold (@samhenrigold) September 6, 2025
ソフトウェア開発者のイアン・ナットル氏は、ゴールド氏の発見と開発からインスピレーションを受け、Macbook用アプリ「FartScrollLid」を作成しました。FartScrollLidはGitHubで公開されています。
以下は、実際にFartScrollLidを実行したMacbookを開閉している様子。ディスプレイを動かすと「ブブブ」と汚いオナラの音がします。ゆっくり動かすと比較的穏やかなオナラ、素早くディスプレイを開閉すると「ブブッ」と大きなオナラの音が鳴ります。
FartScrollLidを起動すると、ディスプレイの右上にあるウィンドウにディスプレイの開閉角度が表示されます。ウィンドウには角度や開閉の速度のほか、「最大出力」「ガス漏れ」などオナラのパラメータが表示されています。
ナットル氏は「このアプリは娯楽目的のみにご使用ください。適切な設定で責任を持ってご利用ください。ビジネスミーティングやデート、図書館などではおすすめしません」と述べています。
この記事のタイトルとURLをコピーする
・関連記事
MacBookにはディスプレイの開閉角度を検知するセンサーが搭載されている – GIGAZINE
M4搭載で税込17万円以下のMacBook Air速攻フォトレビュー – GIGAZINE
Appleが新型MacBookに「ぐにゃりと曲げられる新型ヒンジ」を採用する可能性 – GIGAZINE
「MacBook Airを使うと口の中に奇妙な味がする」という謎現象が報告される – GIGAZINE
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。



