MetaはAIの開発を加速するべく大規模なAIデータセンターの構築を進めています。このAIデータセンターではGPUを配備する場所としてコンクリート製の建物の代わりに耐候性テントが使われていることが明らかになりました。
Meta is using tents to build its giant AI data centers – Fast Company
https://www.fastcompany.com/91369896/meta-is-using-tents-to-build-its-giant-ai-data-centers
Metaは2025年7月15日にAIインフラストラクチャーへの新たな投資計画を発表しました。Metaはマルチギガワット級のAIデータセンター「Prometheus」を2026年にまでに稼働させ、数年以内に5ギガワットクラスのAIインフラストラクチャー「Hyperion」を稼働開始することを計画しています。このうち、Hyperionの面積はニューヨークのマンハッタン島を覆い尽くす広さに達することが明かされており、短期間で非常に大規模な設備を建築予定であることが判明していました。
新たに、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOがThe Informationのインタビューに応じて、「データセンターを建築するために非常に強力なインフラストラクチャーチームを抱えています。コンクリート製の建物を4年かけて建設するのではなく、耐候性テントを立てて、その中にネットワークとGPUクラスターを構築するという工期短縮の新手法を開発しました」と述べました。当該発言は以下の動画の10分25秒頃から確認できます。
The Information | TITV | July 15th, 2025 – YouTube

ザッカーバーグCEOの発言の後、Metaはオハイオ州に建築中のデータセンターで耐候性テントを活用していることを認め、耐候性テントの空撮写真をSNSに投稿しました。写真を見ると、かなり丈夫そうなテントであることが分かります。
暗い時間帯に撮影された写真はこんな感じ。外装は防水性の布で覆われているとのこと。Metaはこのテントを「迅速展開構造(rapid deployment structures)」と呼んでいます。
どれだけのAIデータセンターにテントが採用されるかは明らかになっていませんが、Metaは「GPUクラスタを収容するために耐候性テントを使うという新たなアプローチによって、データセンターを数年ではなく数カ月で稼働させられるようになります」とアピールしています。
この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。



