シン・ゴジラの評価

今回紹介する作品タイトル

シン・ゴジラ

あらすじ

東京湾に突然の謎の水上爆発が発生します。その影響で東京湾のアクアラインは崩壊、日本政府は原因解明を急ぎ会議を重ねます。

爆発の原因は巨大生物の仕業であるという案をありえないと一蹴していた政府幹部でしたが、海から巨大な尻尾が出てきている様子が撮影され、確実に巨大生物の仕業であることが判明します。すぐに総理の耳にも入り慌ただしく動く日本政府。

そして生物の構造上、上陸することはできないと予測していた日本政府の考えとは裏腹に、ゴジラは上陸し、海沿いの街を破壊しながら突き進みます。

目的も正体も分からないゴジラに翻弄される日本。そんな中内閣官房副長官を務める矢口はその存在に対抗する術を見つける。しかし遠くの国の人間は核を使い街もろとも破壊しようと考えていた。

おすすめする(見どころ)ポイント

自衛隊や米軍とゴジラの戦闘シーン。
自衛隊や米軍が激しい攻撃をしているシーンは迫力がありワクワクします。
ものすごい数の弾薬や砲弾が飛び交い、とても映像がリアルです。
ただ、残念ながら、自衛隊の対戦車ヘリAH-1Sはじめ10式戦車やF-2戦闘機、はたまた米軍のB-2ステルス戦闘機が束になっても歯が立ちません。
その後のゴジラが反撃するシーンも、映像がリアルで美しく、無惨に戦闘機や戦車を蹂躙する姿は圧巻です。

改善してほしいと思ったポイント

少し残念だったのは、終盤のヤシオリ作戦が結構地味だったこと。
もうちょっとゴジラの抵抗があっても良かったんじゃないかと。(まあ、政府の作戦、というものは、計画通りに進まない限り中断されてしまうものだと思うので、作戦通りに事が進まないとストーリーが破綻してしまうのだろうが。)

やるべき・観るべき

古き良き時代のゴジラみたいな音声と、新しい映像が合わさってるから新鮮さと懐かしさを同時に感じる。
様々な設定や震災や原爆との関連など、掘り下げて考えればまた色んな感想や議論ができるでしょうし、でも何も考えずに楽しむこともできて、最高な映画だと思います。
怪獣映画としても楽しめるし、現在の日本政治を皮肉ってる描写も多いので、怪獣映画と違った視点からも楽しめます。

類似似作品

Fukushima 50。
大怪獣のあとしまつ。
シン・エヴァンゲリオン劇場版。
ガメラ対宇宙怪獣バイラス。
ガメラ2 レギオン襲来。
パシフィック・リム。
クロバーフィールド。
グエムル -漢江の怪物-。
キングコング。

総評

政治経済、国際社会の中での日本の立場、ゴジラをリアルな存在として描く為の、学術的な視点からの再アプローチ、自衛隊や兵器のディティールの描き方、等など、リアリティーをとことんまで追求し、かつエンターテインメントとしても成り立たせ、見た人にいろいろ考えさせたり、感動を与えてくれたり、ほんとにいい映画です。

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