Intelが財務状態立て直しのため工場労働者を最大で20%削減へ – GIGAZINE


メモ


Intelが2025年7月に人員を15%から20%削減する方針であることがわかりました。削減は主に工場労働者を対象に行われる見込みで、ナーガ・チャンドラセカラン製造担当ヴァイスプレジデントは「難しい決定ではありますが、Intelの経済的課題と財務状況を満たすために不可欠なものです。一人一人に痛みを強いることになるでしょう」とのメッセージを従業員宛に送ったとのことです。

Intel will lay off 15% to 20% of its factory workers, memo says – oregonlive.com
https://www.oregonlive.com/silicon-forest/2025/06/intel-will-lay-off-15-to-20-of-its-factory-workers-memo-says.html

Intel to lay off fab workers in mid-July — company aims to refocus on more engineering talent | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/intel-to-begin-fab-personnel-layoffs-in-mid-july-company-to-reduce-costs-and-refocus-on-engineering-talent

チャンドラセカラン氏は2025年6月14日、従業員に向けて、Intelの直面する経済的課題や財務状況に対応するため、15%から20%の人員削減を行う方針をメモで伝えました。人員削減の実施時期は2025年7月予定で、オレゴン州の地方紙・Oregon LiveはIntelの従業員4人によってメモの内容が確かだと確認したとのことです。

Intelはチャンドラセカラン氏のメモについては言及しなかったものの、「こうした重要な決定を成し遂げるにあたって、従業員には配慮と敬意を持って接します。組織の複雑さを解消し、エンジニアに力を与えることで、顧客のニーズによりよく対応し、実行力を強化することができます。我々は、将来に向けてビジネスを位置づけるため何が必要か慎重に検討した上で、今回の決断を下しています」とコメントしています。

人員削減は全世界のIntelの工場で行われる見込みで、特に、一大製造拠点となっているオレゴンでは2万人が雇用されていることから、大きな影響が出るとみられています。すでに、Intelは2024年に1万5000人の人員削減を行っていて、オレゴン州では3000人が対象となりました。

Intelでは2024年、パット・ゲルシンガーCEOが退任。

Intelがパット・ゲルシンガーCEOの退任・退職を発表、「Intelファミリーの一員として一緒に働いてきた世界中の仲間たちに感謝」 – GIGAZINE


その後、2025年3月に元取締役のリップ・ブー・タン氏がCEOになっています。

Intelが新CEOに元取締役のリップ・ブー・タン氏を任命 – GIGAZINE


タン氏は業務を合理化して経営陣の数を減らし、新技術を素早く展開する方針を示す一方で、一流エンジニアを確保したいという意向を示しています。

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