Xiaomi製スマートフォン「Xiaomi 15」には90W出力の充電アダプタが付属しており、大容量の出力でバッテリーを急速充電することができます。いったいどれほどのスピードでバッテリーを充電できるのか実際に確かめてみました。また、バッテリー持続時間の検証も実施したほか、ベンチマークアプリで全体的な性能も測定してみました。
Xiaomi 15 – Xiaomi Japan
https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-15/
◆Xiaomi 15の急速充電性能を検証
これがXiaomi 15に付属する充電アダプタです。大きく「90W」と記されています。
最大出力は20V・4.5Aの90Wです。
コネクタはUSB Type-A。
片側がUSB Type-Aでもう片側がUSB Type-Cのケーブルも付属しています。
実際に90W充電アダプタを使った充電時間を検証してみます。まず、Xiaomi 15の設定で有線充電モードを「トップスピード」に切り替えておきます。
この状態でバッテリー残量を0%にしてから、90W充電アダプタに接続。
充電開始から10分ごとにバッテリー残量を記録してグラフ化したものが以下。最初の20分間は10分ごとに30%以上の勢いで充電が進み、40分経過時点で98%に到達。そして50分の時点では100%になっていました。
急速充電中の各部の温度を赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」で測定してみました。ディスプレイがある面は41度前後になっています。
背面は42度前後にまで上昇。
USBケーブルのコネクタ周辺は33度前後でした。
充電アダプタの温度は50度前後まで上昇していました。
ちなみに、Xiaomi 15を90W充電アダプタに接続すると、以下のようにバッテリー残量を小数点2桁まで表示する画面が数秒だけ表示されます。
◆バッテリー持続時間
Xiaomi 15のバッテリー容量は5240mAhです。どれくらい長持ちなのか確かめるために、「フル充電状態からYouTubeの動画を再生し続けて、バッテリー切れになるまでの時間を測定する」というテストを実施してみます。
まず、Xiaomi 15の電源モードを「バランス」に設定。
この状態でYouTubeの動画を再生し、バッテリー残量が0%になって電源が切れるまでの時間を測定します。なお、画面の明るさは最大に設定し、音量も最大、インターネットにはWi-Fiで接続しています。
動画を再生し始めてから8時間54分でバッテリー残量が0%になって画面が消灯しました。
◆ベンチマークアプリで性能測定
Xiaomi 15にはQualcommの高性能SoC「Snapdragon 8 Elite」が搭載されています。どれだけの処理性能を備えているのか気になったので、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」で性能を測定してみました。
まず、電源モードを「バランス」に設定。
AnTuTu Benchmarkのスコアは以下の通り、総合スコアは246万962、CPUスコアは57万167、GPUスコアは106万3791、メモリスコアは46万1860、UXスコアは36万5144でした。
続いて、電源モードを「パフォーマンスモード」に切り替えます。
スコアは以下の通り。総合スコアは260万9542、CPUスコアは57万3083、GPUスコアは113万34852、メモリスコアは52万8211、UXスコアは37万3396でした。
Xiaomi 15はライカと共同開発した3眼カメラシステムを搭載しています。どんな写真を撮影できるのかは、以下の記事に詳しくまとめています。
「ライカ」の名を冠した3眼カメラ搭載&最大60倍のデジタルズームも可能なハイスペックスマホ「Xiaomi 15」で写真を撮影してきたよレビュー – GIGAZINE
また、Google製AI「Gemini」を活用したAIシステム「Xiaomi HyperAI」を使って会話内容のリアルタイム文字起こしや文章生成を試すレビュー記事を以下のリンク先で確認できます。
スマホで録音しながらリアルタイム文字起こし&録音内容の要約もできる「Xiaomi 15」のAI機能を使ってみたよレビュー、打つのが面倒な長文の自動生成機能もあり – GIGAZINE
Xiaomi 15の公式オンラインストアでの価格はストレージ容量256GBモデルが税込12万3000円で、ストレージ容量512GBモデルが税込13万8000円です。また、記事作成時点では両モデルともにAmazon.co.jpで公式オンラインストアと同じ価格で入手可能です。
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