
NVIDIAは放送業界向けのAIツールコレクションとして「NVIDIA AI For Media」を展開しています。このNVIDIA AI For Mediaに複数の新規AIツールが加わりました。
NVIDIA Brings Real-Time AI to Broadcast, Sports and Global Streaming at IBC | NVIDIA Blog
https://blogs.nvidia.com/blog/ibc-news-2026/
NVIDIA AI For MediaはAI生成コンテンツ識別ツール「Synthetic Video Detector」といった放送業界にとって役立つツールをまとめたコレクションです。2026年9月に新たに発表された新たなツールは以下の通り。
◆NVIDIA 3D Body Pose
NVIDIA 3D Body Poseは動画に映る人物の「関節の位置と角度」を推定し、2D形式と3D形式の構造化されたデータに変換するツールです。被写体にマーカーを設定せずともモーションデータを構築できるため、「アスリートの動きを追跡してリプレイ映像を強化する」「アニメーションなどのコンテンツ制作に用いる」といった活用方法が提案されています。
◆Video Frame Generation(VFG)
VFGは生成AIを用いて動画のフレーム間に新規フレームを挿入して動きを滑らかにできるツールです。動画のフレームレートを2~4倍に高めることができるほか、「スポーツリプレイの6倍スローモーション」を作成することも可能。さらに8倍スローモーションの作成に対応するべく開発が進められています。
◆NVIDIA Video Super Resolution(VSR)
VSRはAIを用いて動画を拡大できるツールです。単純に拡大するだけでなく、「ノイズ」「ぼけ」「圧縮アーティファクト」を低減することも可能。処理内容はリアルタイム処理モードと高画質処理モードから選択できます。また、10bitフォーマットの動画にも対応しています。
◆NVIDIA TrueHDR
NVIDIA TrueHDRはSDR動画をHDR動画にリアルタイム変換できるツールです。コントラストを維持しつつ明るさを調整可能で、最大約2000ニトでの映像表現を実現します。
◆NVIDIA LipSync
NVIDIA LipSyncは動画に映る人物の口の動きを入力音声に合わせて変化させられるリップシンクツールです。
◆Active Speaker Detection
Active Speaker Detectionは音声ファイルに含まれる複数の話者を識別できるツールです。NVIDIA LipSyncとActive Speaker Detectionを組み合わせることでリアルタイム翻訳やリップシンク吹き替えなどが可能となります。
◆Studio Voice
Studio Voiceは録音データに含まれる雑音や反響音を低減できるツールです。
NVIDIA AI For Mediaの詳細は以下のリンク先で確認できます。
NVIDIA AI For Media | NVIDIA Developer
https://developer.nvidia.com/topics/ai/generative-ai/ai-for-media
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