半導体大手のMicronがアメリカでの投資計画を前倒しし、2035年までに2500億ドル(約40兆円)超規模の投資を行う方針を表明しました。
Micron Accelerates U.S. Investments, Pours First Concrete
https://www.globenewswire.com/news-release/2026/07/09/3324807/14450/en/micron-accelerates-u-s-investments-pours-first-concrete-at-new-york-fab.html
Micron Raises Planned U.S. Investment To More Than $250 Billion Through 2035
https://pulse2.com/micron-raises-planned-u-s-investment-to-more-than-250-billion-through-2035/
AIブームによる世界的な半導体不足と価格の高騰は「2028年まで改善の見込みはない」と予測される事態になっています。
メモリ価格は2026年第3四半期に40~50%上昇して2028年まで改善の見込みはないとの予測 – GIGAZINE
こうした事情をふまえて、アイダホ州ボイシに本拠を置く半導体大手・Micronは、アメリカでのファブ建設や技術投資を加速させ、2035年までの投資額を2500億ドル超に拡大することを表明しました。投資は、Micronの「アメリカでDRAMの40%を生産する」という長期的目標を加速させるものになるとのこと。
Micronが2026年1月からニューヨーク州クレイで建設を進めている大規模ファブは、完成すればアメリカ最大規模の半導体製造拠点になるとみられていて、これまでにMicronと建設を担当するGilbane Building Companyから下請業者への発注額はおよそ6億7500万ドル(約109億円)に上ります。
ニューヨーク州には最大4つのファブが建設される予定で、州史上最大規模だというこのプロジェクトで5万人規模の雇用が生まれるとみられています。
このほかに、Micronはアイダホ州とバージニア州でも製造プロジェクトを進めており、アイダホ州では第1ファブでの最初のウェハー生産が2027年半ばから、第2ファブでは2028年後半から始まる見込みとなっています。
ファブのコンクリート打設式に出席したMicronのサンジェイ・メフロトラ会長兼社長兼CEOは「建国250周年を迎えたアメリカで、データとメモリは現代経済の基盤となっています。Micronはこの重大な局面に対応するため、2035年までに国内への投資額を2500億ドル以上に拡大します」と述べました。
ニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事はMicronのファブ建設計画について「ニューヨーク州で史上最大規模の民間投資であり、すでにニューヨーク州の人々や経済、そして地元企業に恩恵をもたらしています。最大5万人の雇用創出が見込まれる中、我々はここセントラル・ニューヨークで、アメリカのメモリ製造の未来を築きつつあります」と語っています。
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