委託販売した20万ドル相当のレゴが店に盗まれたとして元オーナーが激怒&YouTuberが取り上げてレビュー爆撃が行われるも不審な点だらけ – GIGAZINE


メモ


レゴの中古品買い取り・販売を行うBricks&Minifigsが、個人から委託されたレゴをまるごと盗んだという疑惑が浮上しました。人気YouTuberが取り上げたことで騒動が大きくなっていますが、Bricks&Minifigsは誤解があるとして反論しています。

Bricks & Minifigs Salem, Oregon Store: Official Statement
https://bricksandminifigs.com/blog/blog/2026/05/28/bricks-minifigs-salem-oregon-clarity-and-resolution/

Bricks & Minifigs Stole a Man’s $200,000 LEGO Collection | MyBrickLog
https://mybricklog.com/blog/bricks-minifigs-corporate-stole-old-mans-200000-lego-collection

事の発端は、Bricks&Minifigsのフランチャイズ店であるBricks&Minifigsセーラム=カイザーが個人と委託販売契約を結んだことでした。

セーラム=カイザーのオーナーは、レゴのコレクターであるエド・マンセルとその息子ブライアン・マンセルから「レゴ スター・ウォーズコレクション」を預かり、店頭で販売して売り上げの10%を手数料として取り、残りをマンセル親子に還元するという契約を結んだそうです。セーラム=カイザーのオーナーはこの取引に大喜びし、「この美しいコレクションは20万ドル(約3200万円)超と見積もられる」と熱心にFacebookで宣伝していました。

ところがその後、Bricks&Minifigsがセーラム=カイザーの支配権を掌握し、新たなオーナーを据えました。そこでマンセル親子がセーラム=カイザーに販売状況を尋ねたところ、契約書は無効として即座に追い出され、永久立入禁止処分を受けてしまったそうです。新しいオーナーは「契約書に私の名前はないので分からない」と答えたそうです。


ブライアンが門前払いを受け続ける中、Reckless BenというYouTuberがこの問題に参入し、一連の出来事を記録し始めました。Reckless BenはBricks&Minifigs本社に直接乗り込み、最高経営責任者と話を付けようとしましたが、すぐに追い出され、立入禁止処分を受け、警察を呼ばれたとのこと。Reckless Benは何度か関係者と話をしましたが、毎回のように警察を呼ばれ、警察は「民事不介入」として関与しなかったそうです。

Bricks&Minifigsがセーラム=カイザーを掌握したとき、中心にいたのはジョシュ・ジョンソンとブランドン・ベストの2人でした。Reckless Benは「ブランドン・ベストが現場の実行役で、前オーナーが店舗から排除される際に立ち会っていた人物。マンセル親子のコレクションを含む委託商品を、本来の所有者へ返却することを妨害した人物だ」と伝えています。

ジョシュ・ジョンソンはもう1人の当事者で、Reckless Benとも何度も電話で話しています。ジョンソンは店舗内にコレクションが存在することを認め、「我々が店を引き継いだ時、それらのセットは特別に分けて保管した」とまで述べていましたが、後になって完全に話を覆し、「そんなセットは存在しなかった」と主張し始めたそうです。

その後は泥沼の抗争が続き、Reckless Benが法的手続きを進めようとするたびに警察が呼ばれたり、ジョンソンが「もし俺を法的に追及しようとするならお前がレゴを盗んだことにする」とReckless Benに伝えたり、Reckless Benがヘロインを所持しているという虚偽の通報でReckless Benとその仲間が拘束されたりといった事件が立て続けに発生しました。


騒動が大きくなり、Bricks&Minifigsへのレビュー爆撃や社員への嫌がらせが増加する中、Bricks&Minifigsは「報道されている話には誤解がある」とする声明を発表しました。

まず、Bricks&Minifigsがマンセル親子のコレクションを盗んだという指摘に対し、Bricks&Minifigsは「フランチャイズ店の元オーナーが勝手に結んだ無許可の委託販売契約が原因で、当社は委託販売を許可していない。当社がセーラム=カイザーを差し押さえたとき、コレクションは店舗内に存在しなかった」と反論しています。後の調査でマンセル親子のものと思われるコレクションを少し発見したそうですが、2000ドル(約32万円)から5000ドル(約80万円)相当のものしかなく、残りはどこに行ったのか分からないということです。

なお、販売記録から既に5万ドル(約800万円)相当以上の類似商品が販売されていたことが分かっています。その売り上げがマンセル親子に渡ったのかどうかは、マンセル親子が情報の開示を拒んだため明らかになっていません。また、店舗に残っていた在庫記録から、コレクションが外部の倉庫に移されていたことも分かっているそうです。

Bricks&Minifigsは契約の存在も倉庫の存在も知らず、当然ながら残りのコレクションの行方も分からないという立場を示しました。Bricks&Minifigsは最大限の補償として、確証はないながらもマンセル親子のものと思われるコレクションを買い取る意向を示しましたが、マンセル親子が拒否したとのことです。

なお、セーラム=カイザーの元オーナーはBricks&Minifigsに対する契約金を数カ月間支払っていなかったため解雇されたそうです。また一部報道では「セーラム=カイザーが訴訟を起こされ、敗訴して閉店した」と伝えられていますが、これは事実ではなく、従業員がストーカー被害に遭ったため一時的に閉店したに過ぎないということです。

Bricks&Minifigsは、組織的なレビュー爆撃や従業員への嫌がらせが続いているとして、断固とした態度で臨む方針を示しました。加えて、真偽を確かめることなく、センセーショナルな虚偽の告発を絶対的な真実として繰り返す人々を非難しました。

ただ、マンセル親子のコレクションの一部はオーナー変更後も販売され続けたということで、その分の売り上げがどこに行くのかが疑問点となっています。

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