部屋の湿度を下げたり、衣類を部屋干しする際の乾燥の手助けをしたりすることができるのが、山善のコンプレッサー式除湿機「YDC-J03」です。コンパクトながら1日最大3.8リットル分の除湿が可能というパワフルな除湿機になっているとのことで、実際に使ってみました。
除湿機 コンプレッサー式 3.8L/日 除湿目安10畳 YDC-J03 山善 | 山善ビズコム オフィス用品/家電/屋外家具の通販 山善公式
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YDC-J03はダンボールの中に入っており、中にはYDC-J03本体の他に取扱説明書と排水用ホースが入っていました。
これがYDC-J03。本体サイズは幅25.3cm×高さ34cm×奥行き18.5cmで、iPhone 15 Proと比べるとこれくらいのサイズ感です。正面上部にある丸いパーツはモニターランプで、稼働時に点灯します。
タンクは正面方向に引っ張ると取り外しできます。
タンクのフタは簡単に取り外し可能。タンクの容量は約1.7リットルです。
背面はこんな感じ。
吸気口下部には指を入れるスペースがあります。
ここからフィルターを取り外すことが可能。フィルターは定期的にお手入れする必要があります。
吸気口の下にある黒色のパーツは取り外すことが可能で、ここが排水口になっています。付属の排水用ホースを取り付けると連続排水が可能になるのですが、排水ホースは本体から下がり勾配になるよう配管する必要があるため、排水ホースを使った連続排水を行うにはかなり環境を選びそうです。
本体天面はこんな感じ。
「YAMAZEN」のロゴ上部に各種ボタンと表示部があります。ボタン上部には機能の説明が文字で書かれているので、どのボタンがどの操作を行うためのものか忘れる心配はありません。ボタンは左からおやすみボタン、風量ボタン、切タイマーボタン、湿度設定ボタン、電源ボタンです。切タイマーボタンと湿度設定ボタンの間にある空間に湿度が表示されます。
天面奥側に持ち運び用の取っ手。
手前には吹出口(ルーバー)があり、最大90度まで開閉可能です。
底面はこんな感じで足部分にゴムパーツが付いており滑りづらくなっていました。
左側面
右側面
さっそく使ってみます。まずは電源プラグをコンセントに挿入。
YDC-J03を以下の6点に注意して設置します。
・前後左右20cm以上、上部50cm以上モノから離して設置
・安定した丈夫で水平な場所に設置
・直射日光が当たる場所や暖房機などの熱源の近くには設置しない
・カーテンなど吸気口や吹出口がふさがれやすい場所に設置しない
・周囲を囲まれた場所で使用しない。(火災の原因になるため)
・テレビやラジオからは1メートル以上離して設置
吹出口を動かして送風方向を決めます。
あとは電源ボタンを押せばOK。
モニターランプが点灯し、運転がスタートしました。
なお、モニターランプは設定湿度より室内の湿度が低いと緑色に点灯、設定湿度より1~9%高いと黄色に点灯、設定湿度より10%以上高いと赤色に点灯します。
天面の表示部には室内の湿度が表示されます。表示できる湿度の範囲は35~81%で、34%以下の場合は「Lo」、82%以上の場合は「Hi」と表示されるそうです。
湿度を設定するには、表示部の右隣りにある湿度設定ボタンを押します。
すると、設定湿度を調整可能。
湿度の設定できる範囲は40~70%で、ボタンを押すごとに5%ずつ上昇し、70%の状態でボタンを押すと40%まで戻ります。
広さ5畳の木造住宅、湿度70%の部屋でエアコンを冷房・26度に設定して稼働させながら、YDC-J03を使って湿度をどの程度まで下げられるのか試してみました。YDC-J03稼働時の設定は風量が「強」、湿度設定が「40%」です。なお、室内の湿度を上げるために濡れタオル2枚を室内に配置しました。
なお、室内の湿度はYDC-J03と同じ部屋に設置した温湿度計で測定しました。
温湿度計で湿度変化を測定したグラフが以下。計測開始時の湿度は66%前後で、稼働開始から13時間ほどは湿度を緩やかに下げていくことに成功。実際、稼働から5時間ほどで部屋の中に置いていた濡れタオルはカピカピに乾いていました。
湿度は55%前後まで落ちたのですが、朝の7時以降に赤枠部分にあるように湿度が急激に上昇しました。
一体何があったのかYDC-J03を見に来たところ、電源ボタンの上にある満水ランプが点灯しています。
タンクをチェックすると水がほぼ満タンまで貯まっていました。タンクが満水になるまでの時間は約14時間でした。
タンクの水を捨てて再びYDC-J03を稼働させたのですが、室内は過ごしやすい湿度(55%前後)まで下がったものの、40%代にまで下げることはできず。丸1日以上稼働させ続けても湿度を設定した40%まで下げることはできず、55%前後をウロウロするのみでした。半日でタンクが満水になるので除湿できていることは明らかなのですが、設定した湿度よりはるかに高い湿度のままなので、モニターランプがずっと赤色に点灯しているのが少し気になります。
実際に使っていて気になったのは、おやすみモードがあるものの、おやすみモードを有効にしてもモニターランプの光の強さは変化しないという点です。なお、おやすみモードをオンにすると表示部と各種ボタン上部にあるランプの光は弱くなります。就寝時に強い光が気になるという人は、モニターランプ部分にテープを貼るなどする必要がありそうです。
山善のコンプレッサー式小型除湿機「YDC-J03」のおやすみモードはこんな感じ – YouTube

なお、YDC-J03はAmazon.co.jpで税込1万980円で販売されています。
また、「YDC-J03」は以下のプレゼント記事からもゲットできます。
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