AIエージェント「Devin」を提供しているCognitionが、AIコーディングツールを開発するWindsurfを買収したことを明らかにしました。WindsurfはOpenAIが買収を検討していましたが果たせず、Googleと提携。創業者のヴァルン・モハンCEOや共同創業者のダグラス・チェン氏らはGoogle DeepMindに移籍しています。
Cognition | Cognition’s acquisition of Windsurf
https://cognition.ai/blog/windsurf
It’s a privilege to welcome Windsurf to Cognition. Here are more details in the note I sent to our Cognition team this morning:
Team,
As discussed during our all-hands, we are acquiring Windsurf. We have now signed a definitive agreement and we couldn’t be more excited. Here’s… https://t.co/clWrCxAMc5
— Scott Wu (@ScottWu46) July 14, 2025
Windsurf Is Getting Acquired by Cognition
https://www.inc.com/ben-sherry/after-google-poached-its-founder-windsurf-is-getting-acquired-by-cognition/91213494
Cognition to Acquire Windsurf After Google Poaches Founders
https://www.pymnts.com/artificial-intelligence-2/2025/cognition-to-acquire-windsurf-after-google-poaches-founders-and-researchers/
Windsurfは当面、これまで通りに活動を続け、今後数カ月かけて、Windsurfの機能とIPをCognition製品に統合することに注力していくとのこと。
Cognitionのスコット・ウーCEOは「世界でトップクラスのGTM(Go To Market)チームやエンジニアリングチーム、プロダクトチームなど、この業界で最も素晴らしい人材を迎えることができる」と、Windsurfを買収できたことの喜びを表明しています。
ウーCEOによると、今回の買収において最優先だったのは「Windsurfを現在のような素晴らしいビジネスに育て上げた彼らの才能や努力、功績をたたえること」で、そのために個々の従業員が敬意を持って扱われ、十分な配慮がなされるように取り組んだとのこと。
ちなみに、WindsurfはOpenAIも買収を狙っていたことが知られています。しかし、OpenAIの最大の出資者であるMicrosoftが、WindsurfはGitHub Copilotと直接的に競合する製品であることを問題視。また、Windsurf買収後に自分たちだけで扱いたいOpenAIと、アクセスを求めるMicrosoftとの間で対立が生まれていました
OpenAIとMicrosoftの関係に亀裂か、不満を募らせたOpenAI側が独占禁止法違反を申し立てる構えも – GIGAZINE
その間隙を突く形で、GoogleがWindsurfと3500億円規模の契約を締結。創業者のヴァルン・モハンCEOや、共同創業者のダグラス・チェン氏、研究開発チームのメンバーの一部はGoogle DeepMindに移籍しています。
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