テスラのロボタクシーは招待ゲスト・従業員向けに小規模サービス開始か、州議会議員は新法施行まで開始延期を要請 – GIGAZINE


テキサス州オースティンでまもなくサービス開始を予定しているテスラのロボタクシーが、当初は招待ゲストや従業員向けの運行となり、一般向けのサービス開始は数カ月先になる見込みであることがわかりました。なお、テキサス州議会議員のグループは2025年9月1日に新法が施行されるまでサービス開始の延期を求めています。

Tesla’s robotaxi ambitions face a reality check after launch
https://www.ft.com/content/2ad302c6-febe-448f-9980-17d116d9695a

Tesla is asked to delay Robotaxi launch in Austin by Texas lawmakers | Electrek
https://electrek.co/2025/06/18/tesla-asked-delay-robotaxi-launch-in-austin-texas-lawmakers/

Tesla’s robotaxi debut will reportedly be limited to only 10 cars in very specific areas
https://www.engadget.com/transportation/teslas-robotaxi-debut-will-reportedly-be-limited-to-only-10-cars-in-very-specific-areas-205802818.html

テスラは2024年10月に「We, Robot」と題したイベントを大々的に開催し、ロボタクシー「Cybercab」を発表しました。2025年6月にはイーロン・マスクCEOが路上を走るロボタクシーの動画をXに投稿。サービス開始は暫定ながら2025年6月22日(日)で、ロボタクシーが工場で完成したらそのまま顧客の家まで自動運転で移動できるようになるのは6月28日(土)だと明らかにしました。

テスラの自動運転ロボタクシーが路上を走る動画が話題に、2025年6月中に客を乗せて走行するとイーロン・マスクは主張 – GIGAZINE


しかし、Financial Timesなどは、テスラのロボタクシー事業は10台程度の規模で、従業員や招待ゲストを対象に開始する見込みであると報じています。

小規模での展開であることについてはマスク氏も以前認めていたところですが、一般向けのサービスインについては少なくとも数カ月先になるものとみられています。また、当面は市内中心部の交通量の多い交差点は回避する予定です。問題発生時にはリモートでオペレーターが車両を操作し、目的地まで到達できるようになっているとのことです。

なお、テスラのロボタクシー事業に対して、テキサス州議会の7人の議員が2025年9月1日の新法施行を待って開始してほしいと延期要請を行っています。議員らは要請について「公共の安全とテスラの事業に対する国民の信頼構築の両方にとって、最善の利益になるものだと信じています」とコメントしています。

ちなみに、マスクCEOはロボタクシーについて、かつては「2020年に100万台規模の事業を展開する」と豪語していたことがあり、当時と比べると大きく計画が変更されています。

「2020年に完全自動運転車100万台によるロボットタクシー事業を展開する」とイーロン・マスクCEOが豪語 – GIGAZINE

by mariordo59

ニュースサイトのElectrekはテスラがロボタクシーの実現に苦戦していると指摘。議員グループの動きがあったことで、「準備ができていないからではなく、要請に応じるため開始を延期する」という口実ができて、テスラは助かるのではないかという見方を示しました。

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