親イスラエルのハクティビスト集団「Predatory Sparrow」がイラン国営のセパ銀行へのサイバー攻撃について犯行声明を発表 – GIGAZINE


メモ


イラン最大の国営銀行・セパ銀行が2025年6月17日(火)にサイバー攻撃を受けた件で、親イスラエルのハクティビスト集団として知られる「Predatory Sparrow」が犯行声明を発表しました。

Hacktivist group claims cyberattack on Iran’s Bank Sepah | Iran International
https://www.iranintl.com/en/202506176243


Iran’s Bank Sepah disrupted by cyberattack claimed by pro-Israel hacktivist group | CyberScoop
https://cyberscoop.com/iran-bank-sepah-cyberattack/

セパ銀行はイラン最古、かつ国営最大の金融機関で、イラン国内に1800の支店があるほかイギリス、フランス、ドイツ、イタリアにも支店があります。

6月17日、セパ銀行にサイバー攻撃があり、口座にアクセスできない事態が発生しました。以下はニュースサイト・i24NEWSの中東特派員であるアリエル・オセラン氏が、現地のATMが使えない様子を報じたものです。

これについて、親イスラエルのハクティビスト集団としての活動が知られているPredatory Sparrowが、別名であるGonjeshke Darande(ゴンジェシュケ・ダランゲ)の名前で犯行声明を発表しています。


犯行声明で、ゴンジェシュケ・ダランゲは「イスラム革命防衛隊のセパ銀行のデータを破壊するサイバー攻撃を行った。セパ銀行は国際的な制裁を回避し、イランの人々の資金を、政権のテロリスト代行者や弾道ミサイル計画、軍事核開発計画の資金調達に利用した。これが、独裁者のテロ幻想の維持に専念した機関の末路である。今回の作戦を可能にした勇敢なイラン人に感謝する」と述べました。

ゴンジェシュケ・ダランゲは以前からイランで製鉄所や鉄道システム網、ガソリンスタンドの支払いシステムなどを対象に攻撃を行ったと主張していました。グループのメンバーが何者なのかはわかっていないものの、一貫してイラン政府には反対の立場を取り、イスラエルを支持しています。

今回の件についてイラン当局およびセパ銀行はコメントを発表していません。

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