Microsoftが次世代Xbox等向けの半導体開発でAMDと提携すると発表、次世代Xboxは「リビングルームや手元で使える」「特定のゲームストアに縛られない」ものになる模様 – GIGAZINE


Microsoftが次世代Xboxを含むデバイスポートフォリオ全体向けの半導体を共同でエンジニアリングするため、半導体大手のAMDと戦略的な複数年契約を締結したことを発表しました。

Microsoft’s next-gen Xbox has an AMD chip inside and is ‘not locked to a single store’ | The Verge
https://www.theverge.com/news/688407/microsoft-next-gen-xbox-cloud-amd

Microsoft says it’s working on next-gen Xbox “consoles” you’ll play “in your living room and in your hands” | Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/microsoft-says-its-working-on-next-gen-xbox-consoles-youll-play-in-your-living-room-and-in-your-hands

現地時間の2025年6月18日、MicrosoftがAMDと提携し次世代Xboxを含むデバイス向けの半導体を共同開発する意向を発表しました。MicrosoftのゲーミングブランドであるXboxを率いるサラ・ボンド社長は、YouTubeに投稿されたMicrosoftとAMDの提携を発表する動画の中で、この発表を行っています。

Xbox + AMD: Powering the Next Generation of Xbox – YouTube


ボンド社長はMicrosoftとAMDの提携により、「特定のストアやデバイスに縛られないXbox体験」を提供することを約束しました。つまり、Microsoft公式の販売ページ以外からも自由にゲームの入手が可能になるというわけです。

また、AMDとの戦略的複数年パートナーシップを締結することで、両社は「リビングルームや手元で使える次世代Xbox」向けの半導体を共同開発する予定であると説明しています。なお、MicrosoftとAMDはXboxのクラウドゲーミングサービスであるXbox Cloud Gamingの次世代バージョン開発においても協力していくそうです。


Microsoftは次世代Xboxについて、「複数のデバイスに対応」する点や、「ゲームの入手がMicrosoftの公式ストアに縛られない」点などを強調しており、ボンド社長は「いつでもどこでも好きなデバイスで好きなゲームをプレイできる、いつでも持ち歩けるゲームプラットフォームを構築することを目指しています。単一のストアやデバイスに縛られないXbox体験を提供します」「そのためにWindowsチームと緊密に連携し、Windowsがゲームにおけるナンバーワンプラットフォームとなるよう尽力して​​います」と語りました。

なお、MicrosoftはASUSと提携してWindows搭載の携帯型ゲーミングPC「ROG Xbox Ally」を発表したばかりです。「ROG Xbox Ally」はWindows上で動作し、Steamなどのサードパーティーゲームにもアクセスすることができますが、Microsoftは次世代Xboxでも同様の展開を目指しているようです。ただし、ROG Xbox Allyでは2025年後半にPC版がリリースされないXbox向けゲームはプレイできません。

Microsoftが「ASUS ROG Xbox Ally」で携帯型ゲーミングPCに参入、AMDの次世代モバイル向けSoC「Ryzen Z2」シリーズを搭載 – GIGAZINE


一方で、次世代Xboxについてボンド社長は「既存のXboxゲームライブラリとの互換性が維持される」と発言しているため、互換性については次世代XboxがROG Xbox Allyよりも優れたものとなるようです。

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