韓国の大手電機メーカー・Samsung Electronics(三星電子/サムスン電子)の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)副会長兼共同CEOが、心臓発作のため亡くなったことがわかりました。63歳でした。韓氏はテレビ部門の精神的支柱として活躍した人物で、強い労働倫理と課題を克服する決意を兼ね備えていたことから社内では「ミスター・ライノセラス(サイ)」と呼ばれていたとのことです。
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https://www.samsung.com/global/ir/governance-csr/board-of-directors/profile/
Samsung Electronics’ TV guru Han Jong-hee dies of cardiac arrest at 63 – KED Global
https://www.kedglobal.com/obituary/newsView/ked202503250002
Samsung CEO Han Jong-hee passes away at 63 – The Korea Herald
https://www.koreaherald.com/article/10449218
Han Jong-hee, Samsung CEO, dies at 63
https://koreajoongangdaily.joins.com/news/2025-03-25/business/industry/Han-Jonghee-Samsung-CEO-dies-at-63/2269518
韓氏は1962年生まれ。仁荷大学校で電子工学を学び、1988年にSamsungに入社しました。
ディスプレイ事業の担当などを経て、エレクトロニクスデバイス部門を統括。Samsungがテレビ事業で躍進した立役者となりました。
韓氏は2017年にビジュアル・ディスプレイビジネス担当社長になったのち、2021年末の経営陣の刷新では副会長に昇進すると同時に、テレビ・家電・スマートフォンを統括するデバイスエクスペリエンス部門の責任者も兼任しました。
韓氏についてSamsungは「Samsungがテレビ事業でグローバルリーダーになるのを助け、困難なビジネスの中で経営者として会社の成長に貢献してくれた」と評価しています。
なお、Samsungは半導体をめぐってSK Hynixなどと激しく競争をしており、2024年11月にテコ入れとしてCEOを2人制に変更。韓氏と並ぶ共同CEOとして、デバイスソリューション部門の副会長兼CEOである全永鉉(ジュン・ヨンヒョン)氏を指名したところでした。
Samsungによると、韓氏に代わる新たな共同CEOは置かれず、全氏が1人でCEOを務めていくとのことです。
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