ユーザーのプライバシーを保護し、検索のパーソナライズを行わないことを運営方針とする検索エンジン「DuckDuckGo」が、AIチャットボット用インターフェースである「Duck.ai」を一般公開しました。誰でも無料かつ匿名で、GPT-4o miniやClaude 3、Llama 3.3などのチャットモデルと会話することが可能です。
Duck.ai
https://duck.ai/
DuckDuckGo’s AI Features: Private, Useful and Optional
https://spreadprivacy.com/ai-feature-upgrade/
Duck.aiにアクセスして、「開始」をクリックします。
プライバシーポリシーと利用規約が表示されるので、目を通したら「同意」をクリック。
Duck.aiの画面はこんな感じ。
左上に表示されているモデル名をクリックすると、チャットモデルを選択することができます。記事作成時点ではGPT-4o mini、Llama 3.3 70B、Claude 3 Haiku、o3-mini、Mistral Small 3の5種類から選択できます。
試しに、5つのモデルに「あなたのモデル名を教えてください」とたずねてみました。GPT-4o miniは「私はOpenAIの言語モデル」と教えてくれましたが、「具体的にGPT-3.5というバージョン」とのことでした。
Llama 3.3 70Bは、なぜかAI開発・利用プラットフォームのTogether AIを名乗っています。
Claude 3 Haikuはかなり細かい回答を返してくれました。DuckDuckGoのプレイバシーレイヤーを通しており、モデル情報が匿名化されていることを明かしてくれました。また、Anthropic製であることも答えており、誠実に答えながら詳細については隠すという姿勢をハッキリと示しています。
GPT o3-miniは以下の通り。
Mistral Samll 3は、「Mistral AI製である」ということだけ教えてくれました。
DuckDuckGoによると、Duck.aiでのチャット内容はデバイスにローカルで保存され、DuckDuckGoのサーバーには保存されず、DuckDuckgoやモデルプロバイダーによるAIトレーニングには使用されないとのこと。さらに、DuckDuckGoは保存されたチャットが30日以内に完全に削除されるように、すべてのプロバイダーと契約を結んでいるそうです。
記事作成時点では1日単位で制限があるものの、Duck.aiの利用はすべて無料。将来的にはより制限を広く、かつより高度なチャットモデルにアクセスできるような有料プランも検討しているとDuckDuckGoは述べています。
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