YouTubeはAmazonのプライム・ビデオチャンネルのような「プライムタイム・チャンネル」を拡張し新しいストリーミングハブになることを目指している – GIGAZINE


Amazonプライム・ビデオのユーザーの中には、「NHKオンデマンド」や「dアニメストア for Prime Video」など、外部の有料チャンネルに追加で加入してそのコンテンツを視聴できる「プライム・ビデオチャンネル」を利用している人もいます。YouTubeが、アメリカで展開している類似サービス「Primetime Channels(プライムタイム・チャンネル)」を拡充し、新たな収入源を確保しようとしていることが報じられました。

YouTube could start really pushing subscription add-ons – Android Authority
https://www.androidauthority.com/youtube-subscription-add-ons-3531643/

YouTube could be your next streaming service hub
https://www.androidheadlines.com/2025/03/youtube-streaming-service-hub.html

YouTubeは2022年に、ユーザーがParamount PlusやSHOWTIME、STARZなど30のサブスクリプションサービスに追加で加入できる「プライムタイム・チャンネル」をアメリカで開始しました。

しかし、YouTube内におけるプライムタイム・チャンネルの扱いは、類似サービスであるAmazonのプライム・ビデオチャンネルに比べて控えめで、あまり目立たない場所に配置されています。そのため、興味のあるユーザーはどんなプライムタイム・チャンネルがあるのかを自分で探し、能動的に加入しなければならないようになっており、YouTubeがこの機能から得られる収益も限定的でした。


伝えられるところによると、YouTubeは近いうちにインターフェースやプライムタイム・チャンネルのサービスを刷新し、YouTubeの新しい収益の柱となるようなストリーミングハブとして機能させることを計画しているとのこと。

記事作成時点では、変更がどのような形で行われるのかは判然としておらず、YouTube全体の大規模なオーバーホールになるのか、YouTubeのホーム画面のより目立つ場所に再配置されるようなデザインの変更にとどまるのかも不明です。また、さらなる有料コンテンツの充実化が行われると報じられていますが、どんなチャンネルやサービスが参入するのかはわかっていません。

加えて、YouTubeはプレビューの自動再生や、クリエイターが一連の動画をシーズンやエピソードとしてまとめることができるようにすることなど、より他のストリーミングサービスに近い機能も採り入れる可能性があります。

とりわけ重要とされているのは、これがYouTube TV向けアプリの機能だと予想される点です。YouTubeのニール・モーハンCEOが2025年2月に「YouTubeは新しいテレビになった」と語るなど、YouTubeの主要な利用プラットフォームはPCやスマートフォンからスマートテレビへと移行しつつあり、その点でYouTubeがTVアプリに注力するのは理にかなっていると、IT系ニュースサイトのAndroid Headlinesは指摘しました。

YouTubeは「新しいテレビ」になったとCEOが語る、主要な視聴デバイスがスマホからテレビへ移行 – GIGAZINE


もっとも、YouTubeの抜本的な変更は必然的にモバイルやデスクトップにも波及するはずだとも指摘されており、PCのブラウザやスマートフォンアプリでYouTubeを利用しているユーザーもプライムタイム・チャンネルのアップデートの影響を受けると見られています。

海外メディアのAndroid Authorityは「この取り組みがいつ開始されるのかといった具体的な予定日は聞いていませんが、この拡張は来年末までのYouTubeの大きな焦点になると思われます」と述べて、2025~2026年中に実施されることを示唆しました。

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