AppleがiPhone DuoやiPhone 18 Pro/Pro Maxに搭載した新型SoC「A20 Pro」のGeekbench 6における測定結果が登場しました。シングルコアとマルチコアの両方で前世代のA19 Proを約25%上回り、動作クロックは5GHzに迫っています。
iPhone19,2 – Geekbench
https://browser.geekbench.com/v6/cpu/19143100
A20 Proは、AppleがiPhone向けとして初めて2nmプロセスを採用したSoCです。高性能コア2基と高効率コア4基からなる6コアCPUを搭載し、折りたたみ式端末のiPhone DuoとiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Maxに採用されています。
Longhorn氏が発見したGeekbench 6の結果では、A20 Proはシングルコアで「4719」、マルチコアで「12677」を記録しました。
GIGAZINEが2025年9月に実施した、A19 Proを搭載するiPhone 17 Proのベンチマークテストでは、Geekbench 6のCPU性能測定結果はシングルコアスコアが「3808」、マルチコアスコアが「9822」でした。Longhorn氏が発見したベンチマーク結果が標準的な性能を反映しているとすれば、A20 Proはシングルコア・マルチコアの両項目で約25%高速化したことになります。
シングルコア性能に注目すると、A20 Proの4719というスコアは、AppleのPC向けチップ「M5 Max」の約4300、QualcommのノートPC向け「Snapdragon X2 Elite Extreme」の約3800、AMDのデスクトップ向け「Ryzen 9 9950X3D2」の約3600を上回っています。
一方、A20 Proは6コアCPUであるため、マルチコア性能では多数のコアを備えたPC向けプロセッサに及びません。A20 Proのマルチコアスコアは1万2677ですが、M5 Maxは約29000、Snapdragon X2 Elite Extremeは約22750、Ryzen 9 9950X3D2は約28000を記録しています。
A20 Proの動作クロックは4.93GHzで、A19 Proの4.26GHzから約16%引き上げられています。Appleは高性能コアと高効率コアの両方を刷新したほか、2nmプロセスへの移行や動作クロックの向上によって性能を高めたと説明しています。Appleが公式に掲げるCPU性能の向上幅は前世代比20%でしたが、今回の結果はこれを上回りました。
GPU性能の測定では、A20 Proは「64069」というスコアをたたき出しています。
iPhone19,3 – Geekbench
https://browser.geekbench.com/v6/compute/6873029
iPhone 17 ProのA19 Proは「45962」だったので、A20 Proは前世代と比べてGPU性能スコアが約39%も伸びています。
ただし、Geekbenchは短時間の処理性能を測るベンチマークであり、ゲームや動画編集などにおける実際の性能をそのまま示すものではありません。また、今回確認された結果は記事公開時点で1件のみであり、端末の温度や動作環境によってスコアが変わる可能性もあります。A20 Proの実力を判断するには、製品発売後に行われる複数の独立した検証を待つ必要があります。なお、iPhone 18 Proの性能についてはGIGAZINEでもレビュー予定なのでお楽しみに。
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