クリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション』には、街の向こう側がめくれ上がって折りたたまれるシーンがあります。そんなインセプションの街のように空間を曲線的に表示するスタイルのナビゲーションマップを、「Orbify」というソフトウェア企業が考案しました。
Orbify — Next-Generation Navigation Visualization
https://www.orbify.eu/
Orbify Demo 2 – v72
https://www.orbify.eu/demo
Orbifyは自動車のナビゲーションシステムは過去20年にわたってほとんど変わっておらず、ユーザーは「3D視点」「2Dの俯瞰(ふかん)視点」「地上視点」の間を絶えず行き来していると指摘しています。
3D視点では画面に奥行きが出て進行方向の全体像がわかりやすく、2Dの俯瞰視点では広い空間における相対的な現在地やこれから走るルートがわかりやすいなど、それぞれの表示方法に利点があります。しかし、これらのモードを行き来するたびに空間的な文脈が失われ、方向感覚が失われてしまうとOrbifyは指摘しています。
そこでOrbifyは、特許出願中の画像処理システムによって3Dマップモデルを曲面に重ね合わせ、街路レベルの遠近法と俯瞰視点を同時に含む2Dマップを考案しました。このマップは、映画『インセプション』で街の向こう側がめくれ上がり、折りたたまれるシーンのようだと指摘されています。
なお、映画『インセプション』の中で街の向こう側がめくれ上がるシーンは以下の予告編で確認可能。

デモ映像はこんな感じです。
通常、俯瞰視点のナビゲーションマップでは以下のように、自分の現在位置も離れた目的地も同じように見えています。
ところがOrbifyは、地図を折り曲げてそこに3Dマップモデルを重ね合わせる方式を考案。
これにより、3Dマップや地上視点と同じように進行方向の様子を把握しつつ、シームレスに俯瞰視点のように全体像を確認することが可能。これにより走行している道路レベルの情報と、これから走る予定となっているルートや経由地・目的地の情報を同時に入手できるというわけです。
Orbifyのシステムは位置データをリアルタイムで受信し、ユーザーを中心とした曲面の2D画像を継続的に更新します。
実際にOrbifyが考案したナビゲーションマップのデモ画面は、公式のデモページにアクセスすると確認できます。読み込みが終わったら「Start Demo」をクリック。
ナビゲーションマップのデモ画面が表示されました。
左側のパネルは右上の「閉じる」アイコンを押せば消えます。
画面中央下の「START NAVIGATION」をクリック。
画面中央の車が動き出しました。ナビゲーション画面は車が進むに従って変化し、走行地点の周囲は3Dマップのように、遠景は俯瞰図のように表示されています。
画面左上に「DESTINATION(目的地)」が見えてきました。
目的地にたどり着くとデモは終了しました。
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。











