オープンソースのウェブアプリフレームワーク「Ruby on Rails」の開発者として知られるデイヴィッド・ハンネマイヤー・ハンソン(DHH)氏が、自ら手がけたLinuxディストリビューション「Omarchy」を広めていくために非営利団体・Omacom Coundationを設立しました。設立にあたり、IT業界のそうそうたる顔ぶれから1人100万ドル(約1億6000万円)、合計800万ドル(約12億7000万円)の寄付が寄せられています。
Omacom Foundation launches with $8 million — Omarchy News
https://omarchy.org/news/2026/08/omacom-foundation-launches-with-8-million/
「Omarchy」はArch Linuxをベースに、タイリングウィンドウマネージャー・Hyprlandとデスクトップ構築キット・Quickshellを組み合わせた「おまかせ」型Linuxです。
You need to switch to Linux RIGHT NOW!! – YouTube

おまかせ型はDHH氏の提唱する、最適なツールや設定を厳選して最初から提供するという考え方。DHH氏はUbuntu向けの「おまかせUbuntu」、略して「Omakub」も公開しています。
Ubuntuの開発環境をコマンド一発で構築できる「Omakub」がRuby on Railsの作者によって公開される、Omakubは「おまかせUbuntu」の略 – GIGAZINE
Omarchyの場合はNeovimやChromium、Obsidian、LibreOffice、Kdenlive、OBS Studioなどが最初から入っていて、DHH氏は「単にプリインストールされたパッケージの寄せ集めではなく、美観と生産性の両方を念頭に置いて設計された完全なシステム」と説明しています。
Omacom Foundationは、Omarchyの商標権を保有してインフラへの資金提供を行って普及活動を進めるとともに、Omarchyが依存するオープンソースソフトウェアや開発者を支援していくことを目標としています。
設立にあたって、DHH氏自身を含む以下の8名が100万ドルずつ寄付を行っています。
1:トビー・リュトケ(Shopify 共同創業者・CEO)
2:パトリック・コリソン(Stripie 共同創業者・CEO)
3:マイケル・デル(Dell Technologies 創業者・会長兼CEO)
4:ジャック・ドーシー(Block 共同創業者・会長兼CEO)
5:マシュー・プリンス(Cloudflare 共同創業者・会長兼CEO)
6:ブレンダン・イライブ(Oculus 共同創業者)
7:ジェイソン・フリード(37signals 共同創業者)
8:デイヴィッド・ハンネマイヤー・ハンソン(Ruby on Rails 開発者)
DHH氏は「Linuxデスクトップ元年」という幾度となく唱えられてきたフレーズを現実のものにするべく、「全力を注ぐときです」と意気込みを示しました。
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