PCのマザーボードの販売数は前年比25%以上減少するとの予想、AIによるメモリ・ストレージ・プロセッサの価格高騰を受けて消費者がアップグレードを見送っているため – GIGAZINE


AIの需要増で企業向け製品に大量の半導体が投じられ、一般消費者向けのメモリやストレージなどの供給が激減するという異常事態が続いています。調査によると、供給減に伴う価格の高騰を受けて消費者の購買意欲が低下しており、PC市場で売上低下の兆候が見られているとのことです。

(獨家)NVIDIA GPU升級緩加上CPU、記憶體雙缺 PC主板廠出貨目標全線崩跌
https://www.digitimes.com.tw/tech/dt/n/shwnws.asp?CnlID=1&Cat=40&id=0000754394_2M94CB7W8M7OAA5Z4THE5

Motherboard sales ‘collapse’ by more than 25% as chipmakers strangle enthusiast PC market to build more AI chips — Asus projected to sell 5 million fewer boards in 2025, Gigabyte, MSI, and ASRock also expected to see reduced sales numbers | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/motherboards/motherboard-sales-collapse-by-more-than-25-percent-as-chipmakers-strangle-enthusiast-pc-market-to-build-more-ai-chips-asus-projected-to-sell-5-million-fewer-boards-in-2025-gigabyte-msi-and-asrock-also-expected-to-see-reduced-sales-numbers

台湾メディアのDigitimesは、潤沢な資金を持たない消費者がPCのアップグレードを先送りし、現在のデバイスを長く使い続けているため、市場が停滞し、マザーボードメーカーの主要4社が販売目標を下方修正していると報じています。

例えば、ASUSは2025年に1500万枚のマザーボードを販売しましたが、2026年前半の出荷数はわずか500万枚強にとどまっています。同社は年末までに1000万枚を販売するだけでもかなり苦戦する見込みで、この予測では前年比33%減の販売数となります。


GigabyteとMSIは2025年にそれぞれ1150万枚と1100万枚のマザーボードを販売しましたが、2026年の社内予測についてはGigabyteが900万枚、MSIが840万枚へと下方修正しています。前者は22%減、後者は24%減です。

ASRockはこの状況で最も大きな打撃を受ける見通しです。同社の出荷数は2025年の430万枚から、2026年末までにわずか270万枚へと37%減少すると予測されています。

大手4社全体で見た場合、マザーボード市場全体の販売数は28%減少することになります。

Digitimesは、「この状況は、過去の金融危機や新型コロナウイルス感染症のパンデミック初年度よりも悪化しています」と伝えました。

販売数の低下は、メモリとCPUという2大主要部品の供給不足と価格高騰、主要GPUメーカーであるNVIDIAの更新サイクルの鈍化、社会全体のインフレによる消費意欲低下が重なったためだと考えられています。


ただし、販売数は減少したものの、これらの企業は生産の一部をAIサーバー向けへ転換しているため、苦境に陥っているわけではありません。例えばASUSの2025年サーバー事業売上高は前年比100%超の成長を記録しており、2026年第1四半期のサーバー事業売上高も前四半期比約100%増が見込まれています。

半導体不足は多方面に影響を及ぼし、PC向け製品だけでなく、スマートフォンなどその他の高性能電化製品も供給が不足する見込みです。

世界のメモリ供給は2027年まで需要の60%しか満たせない見込み、さらに2026年半ばまでに低価格スマホ製造コストの約40%をメモリが占めることに – GIGAZINE

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