2012年創業の仮想通貨取引所・Coinbaseが「AIネイティブ」の方針に従い、従業員の最大14%を解雇すると発表しました。Coinbaseは具体的な数は記していませんが、ロイターによると700人規模になるとのことです。
Building a leaner and faster Coinbase
https://www.coinbase.com/blog/building-a-leaner-and-faster-coinbase
This is an email I sent earlier today to all employees at Coinbase:
Team,
Today I’ve made the difficult decision to reduce the size of Coinbase by ~14%. I want to walk you through why we’re doing this now, what it means for those affected, and how this positions us for the…
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) May 5, 2026
Crypto exchange Coinbase to cut about 14% of workforce in AI-driven restructuring | Reuters
https://www.reuters.com/business/world-at-work/coinbase-cut-about-14-workforce-2026-05-05/
Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOはいま人員を解雇することについて2つの理由を挙げています。
1つは「市場」です。Coinbaseは十分な資本を持ち、収益源も多様化しているので、多少の嵐であれば耐えられるとのこと。しかし、四半期ごとの変動が激しく、特に昨今は下落傾向にあるため、次の成長フェイズに向けて、今のうちにスリム化・効率化を行ってコスト構造を調整する必要があるというわけです。
もう1つは「AIによる働き方の変化」です。これまではチームが数週間かけていたようなリリースが、過去1年間はAIの導入によって、わずか数日で完結するようになっており、多くのワークフローが自動化されて小規模のチームで集中的に行えるペースが劇的に変化しています。
このため、アームストロングCEOは「最大のリスクは今行動を起こさないこと」と説明。Coinbaseをスリムで迅速、かつAIネイティブな組織に再構築する意向を表明しました。
組織再編によってCEO・COOの下に連なる構造は5層に削減されます。また、すべてのチームリーダーはコントリビューター(貢献者)でもあるということで純粋なマネージャー職はなくなります。
今回、解雇対象となる人は、ただちにCoinbaseのシステムへのアクセス権が削除され、リーダーとのミーティングがセッティングされたとのこと。また、退職金パッケージとして16週間分のベース給与と、キャリア1年ごとに2週間分の給与、次回分のストックオプション、6カ月間のCOBRA(保険料)保証が与えられます。今回の人員整理に伴うCoinbaseの負担額は5000万ドル(約78億1000万円)から6000万ドル(約93億7000万円)であることが、証券取引委員会に提出された資料から明らかになっています。
なお、発表はCoinbaseの2026年第1四半期決算に先立って行われたもので、CNBCによると、発表後にCoinbaseの株価は2.5%下落したとのことです。
Coinbaseは2022年にも「急成長しすぎた」として、1100人規模の人員解雇を行っています。
大手仮想通貨取引所のCoinbaseが従業員の18%に当たる約1100人を解雇、「急速に成長しすぎた」とCEOが認める – GIGAZINE
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