経済紙のFinancial Timesによると、ヨーロッパの金融機関はAI導入で20万人の雇用削減を計画しているそうです。
AI forecast to put 200,000 European banking jobs at risk by 2030
https://www.ft.com/content/71e12f85-1edb-4156-8cb5-3fe8aef36d93
European banks plan to cut 200,000 jobs as AI takes hold | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/01/01/european-banks-plan-to-cut-200000-jobs-as-ai-takes-hold/
アメリカの金融機関であるモルガン・スタンレーの最新分析によると、金融機関がAIを導入し、実店舗を閉鎖するにつれ、2030年までにヨーロッパの銀行業界では20万人以上の雇用が失われる可能性があるとのことです。これはヨーロッパの主要な銀行35行の従業員の約10%に相当する数字であるとのこと。
金融機関におけるAI導入は、主にバックオフィス・リスク管理・コンプライアンスといった銀行業務の中でも華やかさを欠く中枢業務に最も大きく影響するだろうとテクノロジーメディアのTechCrunchは指摘しています。モルガン・スタンレーのレポートでは、AI導入により金融機関は30%の効率向上が見込まれると期待しているそうです。
なお、金融機関での人員削減はヨーロッパに限った話ではありません。ゴールドマン・サックスは2025年10月に顧客オンボーディングから規制報告まであらゆる分野を対象とする「OneGS 3.0」と名付けられたAI推進プロジェクトを計画しており、この一環として2025年末までに人員削減と採用凍結を進めるとアメリカの従業員に警告したことが報じられています。
一部の金融機関では既に人員削減が始まっており、オランダの金融大手であるABNアムロ銀行は、2028年までに従業員の5分の1を削減する計画を発表しています。フランスのメガバンクであるソシエテ・ジェネラルのフレデリック・ウデアCEOも、「神聖なものなどない」とAI導入を示唆しました。
しかし、ヨーロッパの銀行業界幹部の中からは慎重な姿勢を訴える声も上がっています。JPモルガン・チェースの幹部はFinancial Timesに対し、若手銀行員が基礎を学ばなければ、それが業界全体に悪影響を及ぼす可能性があると語りました。
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